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居酒屋さすらい 0834 - コロッケとカレー、そしてビール - 「コロッケの丸屋」(浦安市北栄)

2015-03-06 23:26:53 | 居酒屋さすらい ◆地方版

立ち飲みラリー東西線編は浦安からのリスタートである。

東西線浦安駅唯一(当時)の「立ち呑み ばんちょう」は、もはや今はなく、西船橋に移転したという。過日、西船に行く用事があったので、探してみると確かに店は存在した。

さて、南行徳まで歩くとするか。

かつて、ボクが住んだ街。6年ぶりに浦安を歩く。

ロータリーを背にして細い小道。かつて、ここは舞浜駅が出来る前、ディズニーランド行きのバスターミナルに行く近道だった。

小道は今も賑やかで、居酒屋「三ぶちゃん」は健在だった。確か、吉田類さんが酒場放浪記で「三ぶちゃん」を紹介していたっけ。

次の十字路を左に曲がった。かつてボクが勤めた職場への道である。

醍醐ホテルを過ぎ、東西線の高架が頭上にかかる。この高架下にあった店はかつて、ドラッグストアだったが、「100円ローソン」になっていた。

街並みが変わっている。

更に、東西線の高架をくぐると、右手にきれいな住宅が3棟出来ていた。

「昔ここなんだったっけ?」などと思いながら歩いていると、そのうちの一軒がお店になっていた。

「コロッケの丸屋」と書いてある。

「こんな店が出来たのか」と思い、ボクは店を通り過ぎた。

それにしても「コロッケ」だけで勝負する店とはすごい。見たところ、チェーン展開という趣でもなく、個人経営の店でコロッケ一本というところにインパクトがある。コロッケといっても今やコンビニでも温かいものが買える。単価が低いだけに、相当なボリュームを捌かなければ、売上は見込めないだろう。

持ち帰りの店なのだろうか。

そう思うと気になって仕方がない。

ちょっと覗いて見てみよう。そう思い、ボクは踵を返した。

 

店の前まで来ると、店内には座って食べるスペースが見えた。

「中でも食べられる」

店に入ってみることにした。

 

5人も入れば、満員の激狭の店。サンドウィッチマンが喜びそうな。

ドアを開けて、恐る恐る「ビールありますか?」と店の人に尋ねると、「缶ビールならありますが」と返ってきた。

缶ビールなら御の字だ。

「MARUYAコロッケが1個60円。球形でこぶりながらこれは安い。早速かぶりついてみると、サクサク、ホクホク。

これはおいしい。

ボクは平生、ビールにあう肴はあげものだと思っている。

もちろん、コロッケも。肉屋で食べうる熱々のコロッケのおいしいことと言ったら。

だが、この店のコロッケといったら、肉屋に負けず劣らず、素晴らしい。

ボクはアッと言う間に3個を食べ終わったが、物足りない顔をしていたのだろうか。

店主は「カレーはいかがですか」という。これは見逃す手はない。

「特製スパイシーカレーライス」(550円)。まさか、カレーが食べられるとは思ってもいなかった。

これがうまかった。

スパイシーかどうかはさておき、カレー本来の味。

あぁ、ここに来て良かった。

もし、あのままただ通り過ぎてしまっていたら、ボクはこの出会いに気付くことはなかった。

コロッケの専門店。

何故、ボクが越した後にできたのか。ちょっと悔しいじゃないか。

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