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「毎日が祭り」。
沢木耕太郎は香港をそう表現した。
だが、あの縁日のような女人街のマーケットは確実に廃れつつあった。
香港は手に負えないほどの資本主義の権化と化していた。
メトロに乗ると、都市生活者である若者らは無表情にスマホの画面に指を這わせる。
浮かれた様子は見えない。
それとも、祭りそのものが日常になってしまったか。
上環の駅に降り、「蓮香」という店に向かった。
朝から飲茶を楽しめるらしい。
店にあがったところで、わたしは息をのんだ。
メトロのあの硬くて冷たいシートとは全く違う、熱い空気に、わたしは一瞬にして包みこまれてしまった。
香港人の日常がそこにはあった。
茶を飲み、食べて、喋る。
食事を心から楽しみ、ゆっくりとした時間を過ごす。
なんと贅沢なのか。
アジアの風は常に南から吹いてくるものとばかり思っていた。
だが、その熱い風は飲茶の食堂にも強烈に吹き付けていた。
もしかすると、わたしの好きなアジアの風とは、人の心から発せられるパワーのようなものなのかもしれない。
旅行ついでにパラグライダーをしに来る香港のお客さん。若い人は英語をあまり喋れないか、全く喋れない人が多く、そのお父さんやお母さんは喋れるというのを見ると、強くそう思うよ。
ただ、どんな風に変わったのか、俺も見に行ってみたいよ。マカオの「皇宮旅館」が今どうなっているかも気になるしなあ。
って思ってちょっとネットで調べたら、ある人のブログにおいて閉店という記事があった。
http://blog.livedoor.jp/koiwa24/archives/51919046.html
もう一度、見に行ってみたかったよ、「皇宮旅館」。
師には、是非行ってみてほしい。
マカオの「皇宮旅館」は閉めたか。
あのおやじさん、もしや亡くなられたりしてなければいいけど。
マカオも変わっているんだろうな。
教えてください~!
タイミングが合ってたら、ホッピー研究会香港編を開催できてたのに。
ホッピー求めて、香港の街をさまよう。
案外、香港の「和民」とか「笑笑」にあったりね。
怪鳥に教えてもらった「妹記」の店だけど、結局行けなかった。
また次回にチャレンジ。
さて、この記事でも書いたけど、上環の「漣香」がすごいよ。
うまくて安い飲茶。ちゃんとワゴンがまわってくる。
是非、行ってほしい。
飲酒ではありませんので、ご注意を。
気が向いたら、行ってみて!