自惚れだが、草野球には勝負の駆け引きができる選手などいないと思っていた。
そもそも駆け引きする必要があるかどうかも分からないが、とにかく、草野球の投手にはストレートとカーブのコンビネーションでタイミングを外す以外に投球術がなくて、だから、打者はセンター返しを心がければ、打ち損じる以外は打てるものだと、自惚れていた。
しかし、11月26日、江戸川セントラルリーグの今季最終戦。対東京ウルトラマンズのバッテリーには完膚なきまでにやられたような気がする。
初回、2死1塁の場面。
初球はやや内角高めにストレート。判定はボール。
2球目は打者への膝元、ボールになるスライダー。熊猫、ややバットを動かしたが、見送って2ボールナッシング。
熊猫はもちろんストレート狙い。3球目、投手はド真ん中のカーブでストライクをとる。ここまで、相手バッテリーは手探りだったはず。わたしが何を狙っているのか、恐らく分からなかったに違いない。2球目のスライダーにピクリとバットを出しかけていたのだから。
だが、ファーストストライクの見逃し方が悪かった。まるで、打ち気を見せなかったから、ストレート狙いがバレた。
だから、相手バッテリーは次も同じド真ん中のカーブで続けてストライクをとった。
ボールカウント、2-2。形勢は一気に逆転する。
熊猫はまだ1球も振っていない。
それが、少しの焦りを生んだ。
次はスライダーか、ストレートか。或いはカーブか。
相手バッテリーはストレートを外角に放った。
だが、それまでの2球でカーブの球速を見せられていたから、ストレートが早く感じた。しかも、ややコースも外れたようにも見えた。だが、判定はストライク。見逃しの三振に倒れた。
早いカウントのときに1球でも振っていれば、情勢はまた大きく変わったであろう。
結局、初回のこの三振でリズムが崩れた。
次の打席は平凡な右飛。最終打席はこれまた、平凡な一ゴロだった。
3打数無安打で今季を終了。全ての打席でカーブかスライダーでカウントを整えられ、ストレートで仕留められた。
相手バッテリーの組み立てになす術もなく屈した。
チームも2-18と大敗。
また、今季も公式戦で全敗に終わったのである。
非常に悔しい。
試合が終わってすでに3日経ったが、今考えても何故打てなかったのか、何故、あの球に手を出さなかったのか。何故、球を長くみようと心がけて打席に入れなかったか。何故、積極的になれなかったのか。
今、思い返しても後悔と悔しさばかりが募る。
これによって、今季の日程が終了した。
ドラフトへの夢も絶たれ、そしてシーズンも終わった。
日本のジム・モリスにはなることができなかったが、この悔しさはまだ暫く消えそうにもない。
来年のシーズン、わたしがどのような目標を立てて、プレーするかは、今のところ分からない。だが、この最終戦で十分わたしのプレーの力量がようやく分かった(遅すぎるゾ!おっさん!)。
再び、ドラフトへの挑戦はもはやないだろう。
自分に何ができるか。
もっと上手くなりたい、という向上心は幸いまだあるようだ。近いうち、また再び走りはじめたいと思う。
読者の皆様、今年1年間温かいご声援ありがとうございました。
また、どこかのグラウンドでお会いしましょう。
そもそも駆け引きする必要があるかどうかも分からないが、とにかく、草野球の投手にはストレートとカーブのコンビネーションでタイミングを外す以外に投球術がなくて、だから、打者はセンター返しを心がければ、打ち損じる以外は打てるものだと、自惚れていた。
しかし、11月26日、江戸川セントラルリーグの今季最終戦。対東京ウルトラマンズのバッテリーには完膚なきまでにやられたような気がする。
初回、2死1塁の場面。
初球はやや内角高めにストレート。判定はボール。
2球目は打者への膝元、ボールになるスライダー。熊猫、ややバットを動かしたが、見送って2ボールナッシング。
熊猫はもちろんストレート狙い。3球目、投手はド真ん中のカーブでストライクをとる。ここまで、相手バッテリーは手探りだったはず。わたしが何を狙っているのか、恐らく分からなかったに違いない。2球目のスライダーにピクリとバットを出しかけていたのだから。
だが、ファーストストライクの見逃し方が悪かった。まるで、打ち気を見せなかったから、ストレート狙いがバレた。
だから、相手バッテリーは次も同じド真ん中のカーブで続けてストライクをとった。
ボールカウント、2-2。形勢は一気に逆転する。
熊猫はまだ1球も振っていない。
それが、少しの焦りを生んだ。
次はスライダーか、ストレートか。或いはカーブか。
相手バッテリーはストレートを外角に放った。
だが、それまでの2球でカーブの球速を見せられていたから、ストレートが早く感じた。しかも、ややコースも外れたようにも見えた。だが、判定はストライク。見逃しの三振に倒れた。
早いカウントのときに1球でも振っていれば、情勢はまた大きく変わったであろう。
結局、初回のこの三振でリズムが崩れた。
次の打席は平凡な右飛。最終打席はこれまた、平凡な一ゴロだった。
3打数無安打で今季を終了。全ての打席でカーブかスライダーでカウントを整えられ、ストレートで仕留められた。
相手バッテリーの組み立てになす術もなく屈した。
チームも2-18と大敗。
また、今季も公式戦で全敗に終わったのである。
非常に悔しい。
試合が終わってすでに3日経ったが、今考えても何故打てなかったのか、何故、あの球に手を出さなかったのか。何故、球を長くみようと心がけて打席に入れなかったか。何故、積極的になれなかったのか。
今、思い返しても後悔と悔しさばかりが募る。
これによって、今季の日程が終了した。
ドラフトへの夢も絶たれ、そしてシーズンも終わった。
日本のジム・モリスにはなることができなかったが、この悔しさはまだ暫く消えそうにもない。
来年のシーズン、わたしがどのような目標を立てて、プレーするかは、今のところ分からない。だが、この最終戦で十分わたしのプレーの力量がようやく分かった(遅すぎるゾ!おっさん!)。
再び、ドラフトへの挑戦はもはやないだろう。
自分に何ができるか。
もっと上手くなりたい、という向上心は幸いまだあるようだ。近いうち、また再び走りはじめたいと思う。
読者の皆様、今年1年間温かいご声援ありがとうございました。
また、どこかのグラウンドでお会いしましょう。
大阪に来られる事があるなら、一度バッティングセンターに一緒に行きましょうよ。
談義に花咲かせましょう。
わたしも引き続き、頑張ります。
しかし、暫く大阪出張はありませんねぇ。
あれば、是非バッティングセンター行きましょう!
一汗かいたところで、素人営業マンさんのいきつけの居酒屋にでも行きましょう!
実現すればホント楽しそうですね。
夢見るおっさんの素敵な告白を期待してたのに。(笑)うーん残念だなあそれは。
しかし、スポーツに関しては、アグレッシブかそうでないかっていうのは、結果は別としてその後のメンタルに大きな影響を及ぼすことがあるね。
攻めの姿勢(アグレッシブさ)を抑え、守りの姿勢に入りすぎることは、俺の中ではある意味もうおしまいだったりもする訳だけど、勝負のあやの中では、守りが重要だったりすることがあるのもまた事実だよね。
そんな訳で、先日のパラグライダーの大会で俺は意味なく攻めすぎ、見事戦略のショボさを露呈した上に、ろくでもない成績に終わってしまった訳なんだけど、守りまくってショボイよりは、そこそこ攻めた分、精神的には激しいダメージがなかったりした。ま、そんなことではいかんのだけども・・・。
なお、師の今回の己との戦いの後に燃え上がる悔しさを見ると、まだまだ全然アグレッシブさを忘れていないようだね。だから攻めの姿勢においては、師は全く問題ないと俺は思ってるよ。
という事で、来期の師には、更なる鍛錬を積みいかなる球種にも柔軟に対応できるオールマイティーバッターとして、アグレッシブに初球からガンガン振っていく漢(おとこ)のバッターとして活躍して欲しいよ。
とにかく振っていけ師よ!いいじゃないか空振りしても。バッテリーが恐怖を感じるほどの強振で、ビビらせたれや~~~!
オレも基本は初球からガンガンいく方なんだけれど、今回はアグレッシブさを欠いたのがつまづきのもとだったな。
よく、野球の世界に「好走塁」っていうのと「暴走」っていうのが言われる。たとえば、積極的に次の累を狙いに行って、その結果「セーフ」になったら、「好走塁」。アウトなら「暴走」みたいな。
それって、なんだよって感じ。
アウトを恐れていたら、「好走塁」は生まれないわけだね。
行こうぜ!師よ。
お互い、アグレッシブなおっさんの境地に!
この辺になってくると、多分にメンタリティーの問題も出てくる訳だけど・・・。
攻めでも守りでも、動じない強い意志と戦略が淡々と組める様になればいいなあと思う今日この頃だよ。
あと、師が言ってるみたいに好走塁と暴走に関してはそれは言える。でも、スポーツってやつは結局結果だから、低レベルな評論専門のやつらが、後付けで気軽に評価を変えてしまうのもまた、やむを得ない気がしないでもないよ。
でも、本来はそういうこというのであれば、ディテールを重視し、正しい分析で根拠を明確にし、その違いを正当に説明しなければいけない訳だけど。
ただ、スポーツやってる以上、なんと言っても弱気や非アグレッシブはいかん!ということを師は主張したかった訳でしょ。
好走塁か暴走の紙一重の状況を恐れるが故に、結局チャレンジしなかったという心を責めてる訳だ!!
確かにその通りだ!!
おっさんは得てして非アグレッシブだ。俺もそうなんだが(苦笑)「なんであのおっさんあんなにアグレッシブなんだろう。」って言われるような、攻めてるおっさんになりたいもんだよ。
その方が明らかに楽しいだろうしね。
そう、行こうぜ師よ!
ノネナール(加齢臭)ほとばしり、個性的でアグレッシブな、小じゃれた「ちょい悪」なんてクソくらえの、いい意味での大悪親父の世界へ!!
そしてその後は、ルービー飲もうぜ!なんつってもおっさんだからな。(笑)
その通りだ。師よ。
それはスポーツだけに留まらないよ。
生き方、そのものだろうね。
スポーツは人生の縮図みたいなものだから、プレースタイルはまさしくその人の性格をも表すよね。
よく、世界大会に行くアスリートが
「楽しんできます」
と無理して言っている例が見受けられるけれど、あれは「痛々しい」。
結局、誰のためにやっているんじゃなくて、自分自身のためにスポーツをやっているんだから。
これから不惑の歳を前にして、お互い生き様を改めて考えないと。
それから、読者の皆様。
今回、当コーナーは最終回ですが、草野球をやめるわけではありません。
一部の人から、「草野球やめちゃうんだね」と言われましたが、さにあらず。