10月も下旬だが、札幌の町はすでに寒い。
道行く人の服装ももう冬支度だ。
土曜日の昼下がり、札幌駅前。人の往来は多いが、浮かれた様子はない。デパートや建物もなんら変わり映えしない。
今日からプロ野球の日本選手権が始まる。開幕は名古屋からだが、それにしても、道産子たちは少しばかり心躍らせて、もっとあからさまにはしゃいでもいいのではないか。
闖入者の余計なお世話だけど。
一方のオレは無性にウキウキしている。
なにしろ、これから「サッポロビール園」に乗り込むからで、心踊らないわけがない。ビール園で飲むビールは何故かうまい。注ぎ方も適当だし、必ずしもぐぐっと冷えているわけでもないのだが、なんでかうまい。
そして、ジンギスカン。
あのBBQスタイルで焼いて、蒸す、柔らかなラム。もうたまりません!
札幌駅からてくてく歩いて20分。
ようやく、着いた!と思ったら、間違えました。
ここはサッポロファクトリー。なんでか、いつも間違えてしまう。サッポロビール園に行くのは今回が3回目。その全てにおいて、サッポロファクトリーを経由している。
学習しない男、それが熊猫。
と、いうわけで、そこからバスに乗って、再びサッポロビール園に。
もう、頭の中はビールでいっぱい。外は少し肌寒いのに、何故か黄金色の泡液体を欲している。
ウチではキリンしか飲まないのに、現金なものでサッポロの星マークが恋しい。
そして、そして、見えてきました赤煉瓦。緑のツタにくるまれた伝説の建物。ビールの聖地にしてビールの殿堂。その背後にはシンボルの煙突がにょっきりと生えたように突き出ている。
青い空とのコントラスト。
更に開拓使の赤い星。
いくら言葉をつないでもこの壮観な風景を言い表すことはできない。
胸の高鳴りを抑えながらフロントに突入。入場の手続きをした。
係の男性に何名様か、と尋ねられ、「一人です」と答えると、男性はやや意外そうな反応をした。或いは、それは気のせいだったのかもしれない。だが、一瞬、男性の目には少し戸惑いの光が宿ったような気がした。
前回4年前も一人で来た。
さて、気を取り直して、ビール園に入り、席へ案内してもらった。この日は土曜日、時刻は13時を過ぎたばかりだが、席は満席だ。
頼むものは決まっている。「食べ放題」に「飲み放題」だ。
ウエイターにそう告げると、1分もしないうちに生ビールが運ばれてくる。
そして、ジョッキをおもむろに傾け、一気に体内へと流し込む。
ぐびぐびぐび。
息をつかず飲むとジョッキの3分2を飲み干した。
「肉が来る前に、1杯目を飲み干す」。
これ、ビール園のお作法なり。
しかし、相変わらず、ビール園のビールはうまい。
何ゆえにうまいのか、もうあれこれ考えるのはやめよう。「とにかく、今、オレはビール園に来て、うまいビールを飲んでいる」。それだけでいいじゃないか。
そして、ラム肉が運ばれ、待望のジンギスカンが運ばれてきた。
北海道をかたどった鉄板に野菜を敷き詰め、その上に肉を置く。
肉が焼けるまで待ちきれない。
そして、またジョッキに手をかざし、一気に飲み干す。
肉を口にする前にすでに2杯をやっつけた。
「どやっ」。
高々とジョッキを掲げ、勝ち誇ったような顔でウエイターに上目使い。
ウエイター、それを見て3杯目を手配した。
ようやく第一便の肉が焼け、待望の肉をタレにつけ、いよいよ口に。
はふはふはふはふ。
うンめぇ~っっっっ!!!!!!!
おっ、と「めぇ」は山羊。これは羊だ。
肉をつまんでビールをゴクリ。この運動を繰り返すこと30分。
この間、飲んだビールは5杯。そして、頼んだ肉と野菜は3枚。
さすがにお腹がいっぱいになってきた。
最初の勢いは今やなし、このペースなら、5年前に川崎の全日空ホテルで叩き出した生ビール中ジョッキ飲み干し記録(10杯)の更新も夢ではないと思ったが失速。6杯目を最後にして、ビール園を後にした。
帰りは札幌駅まで歩いて帰った。
途中、「ファイターズ通り」を歩いたが、辺りは閑散としていた。
ちょっとまだ飲み足りないナ。
東京には今晩、帰る予定になっていた。飛行機の離陸は18時半。まだ3時間もある。
どこかで、もう1杯。再び、酒場を求めて歩き始めた。
道行く人の服装ももう冬支度だ。
土曜日の昼下がり、札幌駅前。人の往来は多いが、浮かれた様子はない。デパートや建物もなんら変わり映えしない。
今日からプロ野球の日本選手権が始まる。開幕は名古屋からだが、それにしても、道産子たちは少しばかり心躍らせて、もっとあからさまにはしゃいでもいいのではないか。
闖入者の余計なお世話だけど。
一方のオレは無性にウキウキしている。
なにしろ、これから「サッポロビール園」に乗り込むからで、心踊らないわけがない。ビール園で飲むビールは何故かうまい。注ぎ方も適当だし、必ずしもぐぐっと冷えているわけでもないのだが、なんでかうまい。
そして、ジンギスカン。
あのBBQスタイルで焼いて、蒸す、柔らかなラム。もうたまりません!
札幌駅からてくてく歩いて20分。
ようやく、着いた!と思ったら、間違えました。
ここはサッポロファクトリー。なんでか、いつも間違えてしまう。サッポロビール園に行くのは今回が3回目。その全てにおいて、サッポロファクトリーを経由している。
学習しない男、それが熊猫。
と、いうわけで、そこからバスに乗って、再びサッポロビール園に。
もう、頭の中はビールでいっぱい。外は少し肌寒いのに、何故か黄金色の泡液体を欲している。
ウチではキリンしか飲まないのに、現金なものでサッポロの星マークが恋しい。
そして、そして、見えてきました赤煉瓦。緑のツタにくるまれた伝説の建物。ビールの聖地にしてビールの殿堂。その背後にはシンボルの煙突がにょっきりと生えたように突き出ている。
青い空とのコントラスト。
更に開拓使の赤い星。
いくら言葉をつないでもこの壮観な風景を言い表すことはできない。
胸の高鳴りを抑えながらフロントに突入。入場の手続きをした。
係の男性に何名様か、と尋ねられ、「一人です」と答えると、男性はやや意外そうな反応をした。或いは、それは気のせいだったのかもしれない。だが、一瞬、男性の目には少し戸惑いの光が宿ったような気がした。
前回4年前も一人で来た。
さて、気を取り直して、ビール園に入り、席へ案内してもらった。この日は土曜日、時刻は13時を過ぎたばかりだが、席は満席だ。
頼むものは決まっている。「食べ放題」に「飲み放題」だ。
ウエイターにそう告げると、1分もしないうちに生ビールが運ばれてくる。
そして、ジョッキをおもむろに傾け、一気に体内へと流し込む。
ぐびぐびぐび。
息をつかず飲むとジョッキの3分2を飲み干した。
「肉が来る前に、1杯目を飲み干す」。
これ、ビール園のお作法なり。
しかし、相変わらず、ビール園のビールはうまい。
何ゆえにうまいのか、もうあれこれ考えるのはやめよう。「とにかく、今、オレはビール園に来て、うまいビールを飲んでいる」。それだけでいいじゃないか。
そして、ラム肉が運ばれ、待望のジンギスカンが運ばれてきた。
北海道をかたどった鉄板に野菜を敷き詰め、その上に肉を置く。
肉が焼けるまで待ちきれない。
そして、またジョッキに手をかざし、一気に飲み干す。
肉を口にする前にすでに2杯をやっつけた。
「どやっ」。
高々とジョッキを掲げ、勝ち誇ったような顔でウエイターに上目使い。
ウエイター、それを見て3杯目を手配した。
ようやく第一便の肉が焼け、待望の肉をタレにつけ、いよいよ口に。
はふはふはふはふ。
うンめぇ~っっっっ!!!!!!!
おっ、と「めぇ」は山羊。これは羊だ。
肉をつまんでビールをゴクリ。この運動を繰り返すこと30分。
この間、飲んだビールは5杯。そして、頼んだ肉と野菜は3枚。
さすがにお腹がいっぱいになってきた。
最初の勢いは今やなし、このペースなら、5年前に川崎の全日空ホテルで叩き出した生ビール中ジョッキ飲み干し記録(10杯)の更新も夢ではないと思ったが失速。6杯目を最後にして、ビール園を後にした。
帰りは札幌駅まで歩いて帰った。
途中、「ファイターズ通り」を歩いたが、辺りは閑散としていた。
ちょっとまだ飲み足りないナ。
東京には今晩、帰る予定になっていた。飛行機の離陸は18時半。まだ3時間もある。
どこかで、もう1杯。再び、酒場を求めて歩き始めた。
最近すっかり酒コストパフォーマンスが良くなった俺には信じられない量だよ。
あまり呑みすぎちゃいかんぞ師よ、アスリートなんだから。来年のドラフトの為にもね。
せっかく、体重を絞って59.0kgでキープしていたんだけれど、ウチに帰ってみたら、60.0kgをオーバー。
1週間したらまた59kgに戻ったけれど。
やっぱり、北海道は飯がうまい!
来年のドラフトに関しては、近々重大発表があるよ。
って、オレは褒められてるのか?
でも、文中にも書いたけれど、4年前にも一人で行ったよ。そのときは、周りのテーブルでは一人客がけっこういたような気がするけれどねぇ。
トイレは札幌駅まで我慢できた。
怪鳥なら立○ションか?
今年はだいぶ鍛えられたよ。『ダイニング若』も怖くないよ。今、画策してるのはキオスクの前でワンカップとおでんでたち飲み。墜ちるとこまで行くかっ!しかし、奥様よほど焼き肉食べたかったんですな。
ところでPS3かったの?Wiiのゴルフの方が面白そうだね。
「一人」のベテランになっているわたしは最近は人間観察だね。きょろきょろして人を見る。目があえば、挨拶して、話をして。。。
オレも進化したなぁ。
秋葉原のキオスクにはおでんが売ってるよ。
あの「電車男」で有名になった、缶のおでんが。
チラシを配っているメイドと語り合いながら、ワンカップ!素敵でしょう?
一人でお店に行く時は、絶対にカウンターで誰かと話ができる状態でないと
なんだかソワソワしちゃって・・・。
かなり落ち着かない小娘になっていることと思います。
だから、一人でビール園なんて、尊敬の眼差しで見てしまいますよ~。
「尊敬の眼差し」?
ホントかなぁ。
単なる変わり者のおっさんに見ているんじゃないかしら?
12月は居酒屋アワードの発表もあります。
今年のキーワードは「一人酒」と「立ち飲み屋」。
多分、今年の半数は一人で立ち飲み屋に行っているはずです。
そんな統計も出しちゃいますのでご期待を!