新聞社のH部さんと約束をした。昨年10月と同じように、上野のレトロ喫茶店での待ち合わせである。去年がアメ横内にあった「王城」ならば、今年は「古城」に舞台を変えた。「古城」は台東区役所近くの地下に店を構える。「王城」は、近頃の昭和ブームみたいな流れで、若い女性客がわんさと詰めかけていたが、「古城」はそんな上ついた客は少なく、男性客の方が多いせいか、静かで落ち着いていた。
約束の時間より、少し早く着き、席に案内されて「クリームソーダ」をオーダーした。毒毒しくも美しい昔ながらの「クリームソーダ」。せっかく、雰囲気満点の純レトロ喫茶に来たのだから、コーヒーやアイスコーヒーではつまらない。
とことん、この喫茶店を楽しむなら、全身で全てを受け止めたい。
きれいなお姉さんが、持ってきてくれた「クリームソーダ」をいろいろと角度を変えながら撮影していると、ふとフレームに写り込んだ男性の後ろ姿が気になった。
あれ? と思ったら、H部さんだった。なんだ、彼ももう来ていたのか。席を移動して、さて仕事の話し。
「古城」は煙草が吸える喫茶店だった。男性の一人客が多いのはそのためか。これは非喫煙者にとってちょっと厳しい。「古城」はソファがふかふかで、席間もゆったりとしている。BGMのクラシックが優雅だ。あっという間にリラックスできる。しかも、美人でスタイルのいいお姉さんがいるし、居心地は抜群だ。
上野のレトロ喫茶店はどこもハズレなし。「古城」の方が、より隠れ家的なところがあり、落ち着いている。打ち合わせに使うなら、「王城」より、断然「古城」の方がいい。
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