
虎ノ門で仕事を終え、かつての上司と新橋で飲むことに。
1年くらい前に、このパターンで飲んだときは、「鳥矢」という店で飲んだものだが、今回その店の前を通ると、店は違う名前と変わっていた。
そう、ものすごいボインの小姐がいた店である。
さて、どこで飲もうかと更に新橋駅の方へ向かうのだが、そこで一軒の立ち飲み屋を見つけてしまった。
見つけた、ではない。
あくまで見つけてしまった、だ。
立ち飲み屋のスクラップビルドは、この新橋でも激しい。
そして、表現は悪いのだが、雨後の筍のように次から次へと店がでてくる。
しかし、居酒屋の客引きがやたらと多い。かつて、都条例によって制約されてきた客引き行為もここに来て、更に激しさを増すようだ。
見つけてしまったその店とは「魚鮮水産株式会社 新橋出張所」。
見た目はかなり陳腐。
居抜きなのか、店舗としてのしっかりした形が見えない。
愛媛県八幡浜で水揚げされた魚介がウリの店のようである。
まずは、生ビール。
生は「一番搾り」で400円。
価格は及第点といえる。
最近、やたらと目立つ海鮮の居酒屋。そうしたトレンドにあって、これを立ち飲みとするなんて、まさに時代の流れ。
メニューはあくまでも刺身が中心だ。
どれどれ、刺し盛りの「ちょい盛り」(380円)というものを頼む。
赤身、白身の3店盛り。
刺身を食べると日本酒が恋しくなる。
お酒は愛媛の酒をズラリ。
その中から「奥伊予」(450円)を常温でチョイスした。
肴はかなり珍しいものがあって、見ていて楽しい。
例えば「ハモ」「うつぼたたき」(480円)。
「トビウオの開き」というのもある。
「八幡鯛」「八幡ぶり」といったご当地もの。
鯛などはさすがに980円もする。
ひとりタチノミストにはちょっと手が出ない。
魚がうまいとこは酒もうまい。
いやはや、ご機嫌な夜が過ぎていく。
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