
箱根湯本から箱根登山鉄道で約40分。箱根登山鉄道の終点、強羅。言わずもがな、ごうらと読む。強羅という地名、岩がゴロゴロしてるからという由来にはちょっと同意できないが、とにかく変わった地名だ。
1年半ぶりの強羅駅。かみさんのリクエストで、今年も「雪月花別邸 翠雲」へ。その「翠雲」の隣に、「強羅公園」があることを、実は今回初めて知ったのだった。ある意味、強羅のハイライト的存在。何故、前回気づかなかったのだろうか。
荷物を置いて、家族で出掛けてみた。
入園料をとるくらいだから、植物園と庭園は見事で、やはり強羅観光の核なのである。
庭園は日本初のフランス式整形らしく、ネットで調べると、判を押したようにその枕詞が出てくる。ところが、強羅公園のWikipediaを読むと、その触れ込みは否定されている。Wikiによると、フランス式庭園はあくまでも平面幾何学庭園が定義とされていて、強羅公園は山の傾斜が用いられているからか、フランス庭園ではないと主張する。
でも、大正時代にそのおフランスを目指した心意気は称賛に値するのでは。
噴水を中心に、公園はシンメトリーになっており、それは本当に美しい。大涌谷と合わせ、強羅公園は訪問しておきたい名所の一つ。
公園の片隅に記念碑を見つけた。建碑者は宮ノ下の旅館主、沢田鋓義さんという方。何故、この方が強羅公園の記念碑を建てたのか、それ自体にもドラマがありそうだが、そうしたいきさつを書いた情報はなかった。
ただ、大正時代に、荒涼とした地域を開拓した先人の労苦について、顕彰する気持ちはよく分かる。
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