強羅公園の園庭中央には巨大な記念碑が聳え立っている。前回紹介した碑よりも随分立派だ。碑を支える台座は大きく、この辺りにゴロゴロしている自然石か。強羅公園の設計者は一色七五郎さんという。当時の造園業界第一人者らしいが、あまり情報がない。
ただ、碑の建ち方がとても堂々としている。これは重要だ。
記念碑は建つ場所と建ち方で変わる。「強羅遊園開拓の碑」は園の隅にあったが、一色さんの碑は園の中央、天に聳えるように建つ。
強羅の由来は、岩がゴロゴロしていることに因んでいることは前回書いた。ゴロゴロと七五郎。 これも選定の一つか。一色さんのお名前には3つの漢数字。これもすごい。
碑は一色さんが亡くなられた後の昭和9年に建てられたという。まさに昭和レジェンド。
今年で健碑90年となる。
強羅公園には3つの記念碑が建てられている。公園建設を顕彰する2つの記念碑と斎藤茂吉の歌碑。昭和の人、どんだけ記念碑が好きなのか。
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