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長嶋一茂氏就任.讀賣の思惑

2005-01-08 00:28:25 | Weblog
 長嶋一茂氏が1月1日付けで讀賣ジャイアンツの特別球団補佐に就任した。この耳慣れないポストの役割とは親会社讀賣と讀賣球団フロント、そしてチームという3つの組織を結ぶパイプ役というもの。
 就任にあたって長嶋一茂氏は1月1日付けの日刊スポーツ紙上のインタビューでファンサービスについてこのように語っている。
「もちろんサインすれば良いというだけではない。高橋由が『グラウンドでいいプレーを見せるのが最大のファンサービス』と話していた。これは間違いないと思う。球団が具体的な案をファンサービスの中に取り入れていくべき。もしかしたら練習時間を10分削ってサインやってくれという話になるかも分からない」
 長島氏がこのポストに就任する報を聞いたとき、選手出身者がグラウンドレベルで球団とフロントの改革に乗り出す姿勢に確固たる大儀が垣間見えた気がした。だが、長嶋氏が発する言葉を頼りに推測すれば今後行われるであろう讀賣の球団改革に一抹の不安を感じてしまう。
 現代の企業経営の潮流から言えば改革の旗手に指名された長嶋氏に顧客満足度向上という意識は微塵も感じられないのである。「グラウンドでいいプレーを見せるのが最大のファンサービス」、これはプロ野球選手として必要最低限の約束事だ。付加価値のサービスをいかに加えられるか、が数多の経営者の頭を悩ませている最大の関心事ではないか。その付加価値サービスの焦点がやはり絞られていないと言わざるをえない。誰も選手が嫌々してくれるサインなどきっと欲しいとは思わないだろう。
 また長嶋氏は1月4日放映のテレビ朝日系「中居正広スポーツ革命最強ニッポンへの道」に出演。ファンサービスの在り方から今秋開催される予定のアジアクラブチャンピオンカップについて思いの丈を語っている。
 讀賣にとってはまさにこれ以上ないうってつけのスポークスマンが誕生したといえる。
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