栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

誰がこの国をダメにしていくのか(2)

2008-05-20 16:12:49 | 視点
  それにしても親が大学の入学式に出席し出したのは一体いつ頃からだろうか。
 60年代後半の東大紛争の最中、学生達にキャラメルを配って歩いた母親がいたという話がある。
同じ頃、地方の学生だった私はその話を耳にして、作り話だろうと思った記憶がある。親が大学の入学式に来るということ自体考えられなかった。ましてや小さな子供をあやすようにキャラメルを配って歩くなどは論外だ。
「○○ちゃん、デモのような危ないことはしないで。キャラメルをあげるから、ママの言うことを聞いておとなしくしてちょうだい」

 そんな光景は考えるだけでもおぞましかったし、まさか日本を代表する優秀な頭脳が集まっているはずの東大でそんなことが現実に行われるはずがないと思ったものだ。

 しかし、思い返せばすでに当時から東大生は過保護だったのかもしれない。
バリケード封鎖された東大キャンパスに次のような落書きがあった。

 「とめて下さいお母さん
 背中の銀杏も笑っている
 女々しき東大
 どこへも行けない」

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日本の警察もアメリカ並みになってきた

2008-05-20 00:50:50 | 視点
 最近、新聞紙面を賑わす警察官関係の記事を見ていると、日本の警察もアメリカ並みになってきたなと感じる。
「アメリカ並み」といってもハリウッド映画で見るアメリカの警察並みということだが。
犯罪組織と癒着した悪徳警官、賄賂を要求する警察官、弱いものイジメをする警察官・・・。
こうしたことが日本の警察官にも蔓延しだした。

 取り調べた相手にセクハラ行為、拘置所内でのセクハラ、同僚の財布を盗む、飲酒運転、万引き・・・。
これらすべてが警察官の犯罪だから驚く。

 それにしてもまさかここまでするとは、とあきれたのは福岡県警戸畑署巡査部長の犯罪。
風俗店の仕事に関与していたばかりか、派遣女性の採用面接から客への送迎までしていたという。
「売春だけはするなと言っていた」と本人は弁解しているらしいが、その供述とは逆に「売春しないと客が付かないよ」と、むしろ積極的に売春を勧めていたようだ。

 このところ福岡県警は現職警察官の犯罪が相次いでいる。
隣室の女性に行為を抱き、ベランダに忍び込んだり、ホテルで知人女性に暴行を加えようとして強姦未遂容疑で逮捕されている。いずれも現職警察官の犯罪だけに県警が受けたダメージは非常に大きかったが、今回の犯罪は「ルビコン川を渡った」ようだ。

 もうなんでもありの様相を呈してきた。
アメリカ並みに警察官の内部犯罪を取り締まる部署を早急に強化すべきだろう。