栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

年賀状とEメール

2009-01-06 22:44:27 | 視点
 今年は年賀状を出さなかった。
年末は少し早めに帰省したので、それまでに書けなかったのだ。
年が明けてから書けばよかったのだが、元日の明け方から風邪を引き、元日は文字通りの寝正月になった。

 年末年始に風邪を引くと哀れで、どこにも行けない。
診療所も病院も皆、年末年始は休みだから、市販の風邪薬を飲んでひたすら寝ているしかないのだ。
 それでも年が変わると同時に電子年賀状だけは出しておいた。

 実家から帰ってきて、戴いた年賀状に目を通すうちに、ウェブでの挨拶だけではいかにも不義理をしているような気がしたので、思い直して返信を出すことにした。

 といっても、まだ風邪で伏せっていたので、取り敢えず戴いた年賀状にだけ返信をして許してもらうことに決めた。
 そこで戴いた年賀状をEメールで連絡が取れる人と、Eメールのアドレスを持たない人に分け、後者には年賀ハガキを出した。

 次が前者である。
元旦に一斉に送った電子年賀状のように「BCC」で一斉に送ってもよかったのだが、そうせずに一人一人宛に文章を書いて送った。
 これは結構骨が折れた。
むしろパソコンとプリンターで年賀状を作って送った方が楽なぐらいだった。
ただ、それでは相手に年賀状が届くのに日数がかかるので、Eメールにしようと考えたのだ。
そして文面は状況を話し、非礼を詫びる内容にした。

 ところが不思議なことに、一斉同報送信ではなく各自宛に出したからなのか、返信が次々に寄せられたのだ。
それで却ってお互いにコミュニケーションが取れた。
これは思わぬ収穫だった。

 年賀ハガキにはいつまでも残るというよさがあるから捨て難いが、電子年賀状も使い方によっては今回のような効果があることが分かった。


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