
特に中年以上の男女にその傾向が著しい。
5、6年前まではレンズ付きフィルムカメラで写す人が圧倒的に多かった。
それがコンパクトデジカメに替わり、いまはデジタル一眼レフカメラ。
カメラの価格が下がったことが一因だが、それでもデジタルはフィルム一眼レフカメラに比べればまだ高い。
とすれば価格より他の要因が普及に一躍買っていると見るべきだろう。
では、それはなにか。
まず手軽さである。
撮ったその場で確認できることもさることながら、現像・焼き付けに要する時間が不要になったことだろう。
パソコンがあればいつでも見たい時に見られるというのは大きい。
またパソコンがなくてもSDカードなどの記録媒体をプリンターに繋げば、自宅でプリントできる。
この手軽さが受けた。
気が付いたら写真撮影文化もすっかり変わっていた。
いまや撮影は一部プロのものでも男性のものでもなく、写したい人なら誰でも気軽に、しかもプロ並みの腕を振るうことができるようになった。
それを可能にしたのは優れた技術である。
