栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

会社の就業規則が古くなっていませんか。

2009-12-07 12:10:39 | 視点
 昨年のリーマンショック以来、経済・雇用情勢が悪化し、企業の人件費負担が高まっています。

こうしたなか企業と労働者とのトラブルが増え、昨年全国の労働局への相談が197,904件と20万件になろうとしています。

そういうこともあり、労働審判法、労働契約法、労働基準法の改正(H22年4月施行)と労働関係の法令の制定が進められました。
政権交代により、与党の中に連合も加わり今後労働者保護の流れはより押し進まれると思われます。

 これらの法律に共通するのは、職場の労働条件が法律以下の場合、従業員が行政、裁判所を簡単な手続で利用し権利の実現が可能になってきています。
トラブルが起きた場合のルールの根拠が就業規則になりますが、昔のままになっていた場合には、労働者の訴えを全面的に認めざる負えないケースも見受けられます。

 今回の例会では、1時間ほど時間を頂き、現在の労働関係の外観からトラブル防止のための就業規則とはどうんなものなのか説明させていただきます。

 最近話題になったものに以下の問題がありますので簡単に解説します。
 1マクドナルドなどの店長残業問題(名ばかり管理職)
 2派遣切り問題(雇止問題)
 3派遣法改正問題

 大変厳しい経済情勢の中、生き残っていくためには労使が同じ方向を向いて進まなくてはいけません。
そのためにもいらぬトラブルをおこし時間、手間を使うことの無いように是非この機会に就業規則の見直しを検討ください。

 --リエゾン九州12月例会--

●日 時: 12月12日(土)13:30 ~ 17:00
   時間が13時30分らですので注意願います。

◎場 所:光ビル5F(中央区天神4丁目9-12)
      日本銀行(昭和通り沿い)とガーデンパレスの間の道を
      浜の方(須崎公園の方)に進む。
      「ほっともっと」を通り過ぎ、道路に交差する手前、右側のビル。
    以下地図・PC用
http://map.ocn.ne.jp/cgi-bin/map.cgi?DL_MAP=E130.24.5.3N33.35.31.2&DL_ZM=11

●内 容:
1.勉強会
  「就業規則の作成・変更のポイント」
  福岡県社会保険労務士会より3人の会員で行います。
  最近の労働・労務事情、法改正等の情報をもとに就業規則の作成・変更の注意点について説明します。
  なお、社労士会作成の資料・冊子を当日配布しますので、職場に持ち帰り活用してください。