駅の向こう側の自然公園の栴檀(センダン)の実は緑色から黄白色に
なっていました。
センダンをはじめて見たのは8年前の明治神宮の森の自然観察会に
参加したときで、50メートル先の芝生の向こうの木が黄白色に染まっ
ていました。花が咲いていると錯覚したほどです。
ヒヨドリがこの実を食べますが、美味しくないのか食べる時期が遅い
ので冬の間長く見ることができます。
「栴檀は双葉より芳し」という諺があります。
香木の白檀(ビャクダン)は発芽したときから芳香を放つことから、
優れた人物は幼少のときから人並み外れた優れたところがあるの
たとえで使われます。
ここの栴檀は香木の白檀の別名で、栴檀(センダン)のことではありません。
センダンは6月頃に薄紫色の花が咲きますが、高木なのでよほど
注意していないと見逃してしまいます。