家から5分ほど歩いたところにある市立公園の日溜りに早咲きの
八重寒紅(ヤエカンコウ)という紅梅が咲いていました。
おそらく年末には開花したに違いありません。
昨年の今ごろは強い剪定の影響で花が少なくがっかりしましが、
今年はつぼみがたくさん出てほっとしました。
「桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿」という諺を思い出しました。
ここは西斜面で北風が通らないので毎年どこよりも早く咲きます。
それから白梅の咲き始めた人気のない民家に今日も行きましたが、
日が傾いていたせいか鮮明な写真が撮れず、また出直すことに
しました。
梅は花容に気品があり清香を放つことから、古来詩人に愛され
てきました。服部嵐雪の「梅一輪・・・」の句はよく知られていますが、
手元の古い歳時記から与謝蕪村の句を紹介します。
二(ふた)もとの 梅の遅速を愛すかな
トチノキの白い花を探して
以前からブナとトチノキの愛好者です。
出身が栃木県であることもありますが、20数年前に
パリに社員旅行したとき、エッフェル塔より車窓から見た
街路樹の白い花が印象に残りました。