
庭に東洋錦という木瓜の中でも一番人気のある木瓜が
咲いています。
この木瓜は20数年前に自宅を訪ねてきた見知らぬ老人から
いただいたものです。
その老人は事情があって引っ越すことになり、盆栽の木瓜を
引き取ってくれる人を探してきたことがわかりました。
当時花の管理人は門扉の上に草花の鉢を4,5鉢置いて
道行く人に見ていただいていました。
それが老人の目にとまって、この家なら木瓜を大切に育てて
くれそうだと思ったのでしょう。
木瓜は地植えにしたら大きく成長して、赤、白、ピンクの花を
咲かせています。

散歩コースの中間地点の畑の一角に地神塔が祀られています。
その地神塔には江戸時代の文化の年号が刻まれていました。
そのそばの土手に草木瓜が咲いていました。
土手は下草刈りをされるので、草木瓜の木も例外なく
刈られますが、根が残っているので春になると橙色の花を
咲かせてよみがえります。
逆境に耐えた土手の草木瓜にしたたかさを感じました。