厚生労働省(応募受付委託先:中央職業能力開発協会)では、現在、「キャリア支援企業表彰2015」の自薦を受け付けている。
これは、従業員の自律的なキャリア形成の支援に取り組む企業を公募し、優れた事例を表彰するもので、受賞企業は10月下旬に発表される。昨年は、従業員4万5千人の大企業から従業員28人の小企業まで全10社が選ばれた。
具体的には、応募企業が行ったキャリア支援策を、次の3つの観点から評価し、選考する。
(1) 従業員の視点:
キャリア目標の設定、的確な職業能力開発の機会の提供、公正な職業能力の評価が行われるなど、労働者の自己の成長感・成長期待に応えられる取組みかどうか
(2) 企業の視点:
企業(組織)ビジョンに連動した人材育成方針に基づいた方策を推進するなど企業ビジョンとの統合が図られている取組みかどうか
(3) 社会の視点:
例えば、高齢者の活躍の場の確保につながっているなど、雇用や職業能力開発に係る社会的な課題を解決する方向に合い、社会との調和が図られているかどうか
そして、そのキャリア支援策が他企業にも活用でき、ひいてはキャリア支援の普及促進に貢献するものであるかについても、表彰者(厚生労働大臣)としては、重要な評価ポイントだろう。
「キャリア支援企業」として表彰・公表されれば、「人-ヒト-」を大事にしている企業であることを広く世間に伝えられ、社内外のイメージアップに効果があるはずだ。
何らかのキャリア支援策を講じている会社は、応募を検討してみてはどうだろうか。ちなみに、応募締め切りは、7月15日(水)となっている。
【参考】 中央職業能力開発協会リーフレット
http://www.career.javada.or.jp/id/career/pdf/5-2_2015_5.pdf
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