【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

山、笑う・・

2007-04-05 18:14:58 | 路傍の花~道草
   2日続けて
  快晴の日の出となりました。

   ただ、昨日と違うのは、
  日中もいいお天気だったと
  いうことです。
  そのわりには気温は低目ですが・・。

   そして昨夜は、本当に綺麗な
  真ん丸いお月様を眺めることが
  出来ました。

   春なのに、煌々と青白く
  冴え渡る、秋のような月。

   そして丁度、桜の季節のこんな月と桜、そして雪、
  これら三つが一緒になって 「雪月花」 
  と言うのだそうです。美しい言葉ですね。

   折しも今日は、二十四節季の一つ、 「清明」 。
  まさにぴったりの言葉で納得です。
  そう言えば、アンの世界でも・・・

   



   “ 「今夜の月明かりは、何と白いのでしょう。」 
  と、アン・ブライスは、独り言を言った。
  ダイアナ・ライトの家の玄関へと
  庭の小道を歩いて行くところで、
  塩気を含んだそよ風に、
  小さな桜の花びらが散って来た。”

                    【「炉辺荘のアン」 第1章】



   ところで、桜と同じように
  気になる花・・と言えば、
  そう例の一輪の薔薇です。

   「ずっと、このままで・・」 
  と、割り切った筈ですが、
  やはり気になります。

   置き場所は又、変わりましたが、
  相変わらずの姿です。

   それにしても、戸外で3ヶ月余り、室内で3日。
  よく変わらぬ姿でいられるものです。見習わなくては・・。

   そうそう下の写真は、毎朝、朝日を望む山です。
  ピンクに見えるのが、山桜です。
  それにしても今日は、見事に雲がありません。





   

   



   今日ほど、「清明」 の言葉がぴったりの日は、ありませんね。
  つい2、3日前、黄砂に一喜一憂したことが、信じられないような空です。







【タガラシ(田辛し)】


   



   この花も、名前も知らない野の花。
  昨日の道草で手折って来たものです。

   写真のように、水際に沢山咲いていました。
  本当に小さな可愛らしい花です。

   こんな場所は、昔でしたら、
  「めだか」 なんて泳いでいたのでしょうね。

   (↑名前、調べて分かりました。
  辛味成分を含むので噛むと辛いことから付けられた名前だそうです)

   



   “小川は、水晶のような水を提供した。
  黄昏たそがれ時、虹の谷の傾斜は半ば黄金色に、
  半ば紫色に輝き、春はたけなわ、バルサムもみや、
  青々とした植物の香は辺りに満ち、
  周囲には野栄えの苺の花が、青い星のように咲き、
  風はさやさやと吹き渡り、鈴は梢で鳴っている。”
      
                     【「虹の谷のアン」 第3章】

   


   「虹の谷」 も、例に違わず、素敵な場所のようです。
  アンの子供達は、ここに来て黄昏時まで時間を忘れて遊んだようです。
  時間がゆっくり、ゆっくり・・流れていたことが、分かります。