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樹々の葉っぱも、濡れていました。
雨は降ったのでしょうが、
今は上がっています。
空は明るく、どこまでも
真珠色の空が広がっています。
時々、太陽も顔を出し・・。
どうやら花の雨、所謂(いわゆる)
桜雨は気付かないうちに、
ひっそりと降ったようです。
桜が華やかな分だけ、控えめに、しとしと・・?
春の雨にふさわしい気がします。
そして、今日はちょっぴり花冷えでもあります。
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上ばかり見ていた気がします。
一方、下に目を遣れば最近、野の
小さな花に魅せられている私がいます。
これまでは見過ごしていましたが、
春になってそれらがあちこちに
顔を出すようになると、
ついつい歩を止め、眺めてしまいます。
何と小さくて可愛いのでしょう!
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こんな小さな花でも一生懸命咲いている姿を見ると、
ふと優しい気持ちになっている自分に気付きます。
“・・・そこには5月の花が咲いており、
その花が咲き続けている間ずっとジェムは、
母に、それを花束にして持って帰るのを
忘れないのだった。”
【「虹の谷のアン」 第4章】
「すみれの谷」 や 「虹の谷」 で、
母親のために、せっせと花を摘むアンの子供達。
こんな親子関係でしたら、
今の家庭崩壊なんて決してないのでしょうね。
ところで、これら野の花の名前、
これまであまり興味がなかった事もあって、私は、
ほとんど知りません。
幸いな事に、ブログ仲間から教えて頂いたり、
自分で調べたり・・。
勝手に思い込んでいた名前が全然別物だったり、
はたまた可愛い姿には、似ても似つかないものだったり・・。
又、ぴったりの名前でなぜかほっとしてみたり、
ちょっとした騒動記ですが、面白いものですね。
なぜかクローバーの花と思っていた
黄色の小さな花は、「カタバミ」。
道端に咲いているポピーに似た、
オレンジ色の小さな花は、「ナガミヒナゲシ」。
それにしても 「カタバミ」 なんて、
馴染み深いものですし、言われてみれば、
“そうそう・・”なんて、合点が行くのに、
どこでどう間違えたのか、おかしな話です。