【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

散り際の美

2007-04-12 20:58:00 | 旅気分・夢気分
   今日は快晴の空となりました。
  お花見日和ですね。

   そう言えば、今月8日付の新聞には、
  花の付く言葉が満載でした。

   「花催い」 「花便り」 「花霞」 「花見」
  「花の宴」 「花曇り」 「花冷え」
  「花吹雪」 「花筏」 「花の雨」 等など・・。

   そして 「花の移ろいは有情無情」 と、
  締めくくられています。美しい言葉ですね。

   その中の 「花いかだ とは・・。
  水面に桜の花びらが舞い散って筏のように、
  流れ行くさまの事だとか。

   本当に美しい春の風物詩です。
  何と優雅なのでしょう!

   咲いている花も美しいけれど、
  散った花に対する優しい心根を感じずにはいられません。

   それらが、「花吹雪」 や、「花の雨」 という、
  又しても美しい言葉になったのでしょうね。

   どんな姿になっても、
  桜には変わりないという事なのでしょう。

   『~散る桜 残る桜も 散る桜~』 

   これは、良寛和尚 の辞世の句の一つですが、
  言い得て妙ですね。







 




   明日は、
  天気が崩れるとの予報。

   そのためもあって、
  急遽、先日の隠れ吉野? に
  もう一度行く事にしました。

   近所の友人を誘い、
  急だった事もあり、
  あり合わせの物を
  弁当箱に詰めて。

   今年は、空のせいで、
  白い桜しか見る事が出来なくて
  どうにも心残りだったのです。

   やっと青い空に映える、
  淡いピンクの桜に出会う事が出来て満足です。










   それにしても・・・。
  ただでさえ自然の中で頂く
  お弁当は美味しいのに、
  風に乗ってヒラヒラ舞い散る、
  花吹雪の中でのそれは、
  最高でした。

   桜の仄かな香りも一緒です。
  まさに桃源郷の趣でした。

   桜の中なのに、
  桃と言うのも面白いですね。