この連休は、お天気に恵まれ、
一気に暖かくなりました。
それは春を通り越してもう初夏の趣き。
起床時の気温は、20度を越えています。
つい数日前まで15度でしたから、
今更ながら驚いています。
それにしても渋々・・かと思えば、
ドカン、ドカンと移り変わる季節。
せめてこれからは、
穏やかに・・と願うばかりです。
さて、冒頭の写真。
今年も出会いました、
「松葉海蘭(マツバウンラン)」 に。
愁いを含み、何とも儚げ・・。
どんなに喧騒著しい雑踏や、
ざわめきの中でも、
この花の周辺、空間だけは、静寂に包まれています。
緑の草原、遠くに望む白い家、
これも白いレースとフリルのドレスに身を包んだ子供達が、駆けっこして・・。
そんな光景が浮かびますが・・。
兎にも角にも、これほど 「想像の余地」 の膨らむ花はありません。
ついつい我が身を振り返って愕然となる花でもあるのですが・・。
「あたし、綺麗なものが好きなの。
だから鏡を見た時に綺麗じゃないものが映ると、いやなの。
とても悲しくなってしまうのよ ――
みっともないものを見るといつでもそうなの。
美しくないのが可哀想になるのよ」
【「赤毛のアン」 第10章】
そして、我が庭にも遅ればせながら、
「長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)」、「酢漿草(カタバミ)」 が顔を見せました。
そう言えば、こちらも華奢で儚げ・・「松葉海蘭」 と共通点がありますね。
そうそう、今年庭を席巻した 「紫華鬘(ムラサキケマン)」 の花、
とうとう全部引き抜いてしまいました。
【毒草】 だと分かってからどうにも気になって・・。でもこれでスッキリしました。