【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

初夏に揺れるゆかしき姿

2010-05-05 16:45:16 | 路傍の花~道草




   この連休は、お天気に恵まれ、
  一気に暖かくなりました。
  
   それは春を通り越してもう初夏の趣き。
  起床時の気温は、20度を越えています。

   つい数日前まで15度でしたから、
  今更ながら驚いています。
  
   それにしても渋々・・かと思えば、
  ドカン、ドカンと移り変わる季節。
  
   せめてこれからは、
  穏やかに・・と願うばかりです。

   さて、冒頭の写真。
  今年も出会いました、
  「松葉海蘭(マツバウンラン)」 に。
  愁いを含み、何とも儚げ・・。

   どんなに喧騒著しい雑踏や、
  ざわめきの中でも、
  この花の周辺、空間だけは、静寂に包まれています。
  
   緑の草原、遠くに望む白い家、
  これも白いレースとフリルのドレスに身を包んだ子供達が、駆けっこして・・。
  そんな光景が浮かびますが・・。
  
   兎にも角にも、これほど 「想像の余地」 の膨らむ花はありません。
  ついつい我が身を振り返って愕然となる花でもあるのですが・・。

   「あたし、綺麗なものが好きなの。
  だから鏡を見た時に綺麗じゃないものが映ると、いやなの。
  とても悲しくなってしまうのよ ――
  みっともないものを見るといつでもそうなの。
  美しくないのが可哀想になるのよ」
             
                                          【「赤毛のアン」 第10章】



   そして、我が庭にも遅ればせながら、
  「長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)」、「酢漿草(カタバミ)」 が顔を見せました。
  そう言えば、こちらも華奢で儚げ・・「松葉海蘭」 と共通点がありますね。

   そうそう、今年庭を席巻した 「紫華鬘(ムラサキケマン)」 の花、
  とうとう全部引き抜いてしまいました。
  【毒草】 だと分かってからどうにも気になって・・。でもこれでスッキリしました。