

晴れたり曇ったり・・と言った処でしょうか・・。
ただ、後数日もすれば6月だと言いますのに、寒いこと!
室温は午後3時の時点で21度。季節は明らかに逆戻りしています。
さて、昨日もチラと触れたアガサ・クリスティー。今日は、その話題で。
彼女の著作は沢山ありますから、中には以前に読んだ物も多々あります。

それは、「赤毛のアン」 とも共通した部分です。

ご覧の写真は、今読んでいる 「三幕殺人事件」。
何とも物騒な題名ですが、さすが、ハーブや植物などにとりわけ造詣が深い、
彼女だけの事はありますね。至る処で、それを扱った記述に出会います。
それは、アン や ジム船長 を彷彿させ・・
サスペンスの中の一筋のオアシスのようで、何だかほっとします。
「この手じゃ、握手する訳にも行きませんわね。
庭仕事の時は手袋をはめなきゃいけないって事は知っていますし。
初めのうちははめている事もありますのよ。
でも遅かれ早かれ、いつも取ってしまうんですの。
だって花でも、草でも、じかに触る方が、
ずっと良く感じが分かるんですもの」 【「三幕殺人事件」 第3幕 第1章】
物語は、暗示的な表紙の絵からも分かりますように、
晩餐会でワインを飲んでから気分が悪くなり・・
といった経過を辿ります。初めは病死で片付けられるのですが・・。
そこで私も今日は、ワインを・・。
昼間から頂くなんて、少々、おふざけが過ぎるかも・・ですね。
でも、今日は寒いので丁度上手い具合に温まる事が出来ました。
~なんて。
それにしても、これら翻訳本の言葉の美しさ。
何と格調高いのでしょう。
この小説の場合は、英国の上流家庭が描かれているのですが、
それは召使いに至るまで。
敬語がこんなにも美しいものか・・改めて感じてもいます。
そう言えば、今はお亡くなりになりました、
阿久悠氏の言葉に次のようなものがあります。
以下に記して置きますね。
