【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

“いとをかし” な出来事

2010-05-21 15:07:55 | 心の宝石箱


   昨日は1日中、
  鬱陶しい天気でしたが、
  今日は良いお天気になりました。

   ただ今日は、このように
  日射しはありますのに、
  いかんせん空は白く、
  ぼんやりしたもの。
  黄砂なのだとか。

   黄砂と聞きますと、途端に辺りの
  空気まで澱んだものに感じられます。
  いえ、実際にそうなのですが・・。

   そんな気分の時、
  「香りマーガレット」。(写真右)
  
   白く清楚な姿も然る事ながら、
  あれから数を増やし、香りと共に
  今を盛りと咲き誇っています。
  癒やされる瞬間です。
  
   さて、冒頭の写真。
  昨日も取り上げました、牡丹の花。

   やはり妖精の魔法の杖が、キラ~~ン☆ と、振りかざされたようです。
  直径15㎝はあった、王様然とした、
  あの真っ赤な牡丹は、どこに行ってしまったのでしょう。

   一見、芙蓉のような木槿(ムクゲ)の
  ような花? に変身です。
  ~なんて。

   こんな事を申してはいますが・・
  何らかの原因で、
  生長不足なのでしょうね。
  
   この処、深紅の薔薇ばかり
  眺めている目には、それはそれで
  新鮮なのですが・・。
  
   でも、こんなサマも、
  “いとをかし”と思って眺めますと
  又、違った楽しみも出て来ます。
  そう、清少納言のように。

   人生の “いとをかし” だけを
  心に留めて生きる・・。
  素敵な生き方ですね。

   季節こそ違いますが、
  今朝の光景に似た処もあり・・。
  
   勿論、感性豊かな文章に大層、
  感銘を受けましたので、次に記してみます。

  9月頃、夜中降り続いた雨が朝には止んで、
 朝日が眩しく射す中、
 前栽が露でこぼれんばかりに濡れているのも いとをかし
 透垣の上に張られた蜘蛛の巣に雨がかかり、
 真珠を貫いたように見えるのも あはれでをかし
  日が高くなって、雨露で重そうに垂れていた萩が、
 露が落ちると枝が動いて、人が手を触れてもいないのに、
 ひょいと上に跳ね上がるのも とてもをかし
  こんなことはきっと人の心には少しもをかしではないのだろう、
 と思う、それが またをかし
                  【清少納言 「枕草子」~より】  





   
     明日(22日)は、ブログお休みします。
    翌23日も、ひょっとしたら更新出来ないかも知れません。
    勝手を申しますが、どうぞよろしくお願い致します。