「はしり苺でお茶にしようよ!」 ミス・ラベンダーは大声を上げた。 「やっぱり、私も思ったほど 年取っていないのね・・・ これでは丸薬なんか1粒だって要らないわ。 2人で苺を摘んで来たら、 このポプラの下でお茶にしましょうよ。 自家製のクリームを用意して置きますからね」 キンボル氏の牧場は青々として人里離れ、 空気はビロードのように柔らかく、 すみれのように芳しく、 琥珀のように黄金色をしていた。 【「アンの青春」 第27章】 |
又々、雨の週末となりました。今頃の雨の事を何と言うのでしょう・・?
「菜種梅雨」 というのは、早過ぎますものね。
3月下旬から4月にかけて菜の花の最盛期に降る雨ですもの。
雨の種類としては、「小糠雨」 が1番ぴったりでしょうか・・。
春先に、しとしと降る霧雨。「密(ひそ)か雨」 とも言うのだそうですね。
それにしても何と素敵な言葉なのでしょう。
世界の言葉で、言葉自体に季節感を内包させるのは、
唯一、日本語だけなのだそうですね。
さて、3月も早、一週間以上経過。明日で10日になるのですものね。
この調子ですと、今年も瞬く間に1年が過ぎてしまいそうです。
心してかかりませんと。
そんなこんなで・・遅ればせながら、
3、4月の内田新哉氏の、カレンダーの紹介です。
今月の絵は、まさに 『アンの世界』 そのもの。
そして添えられた詩が又、素晴らしいのです。
今日の、こんな雨の日だからこそ、
『アンの世界』 の楽しい
ピクニックを思います。
今日のタイトルでもある、
「想像の窓」、全開です。
季節は、待ちに待った春。
ここは(絵)、お庭。
グリーンゲイブルスの・・あるいは、
ミス・ラベンダーの家(うち)の
お庭かも知れませんね。
きっと上記の引用文さながらの光景が
繰り広げられているに違いありません。
ところで今日のお茶は、
昨日生協より届いた、「京の飴湯」 を。
ご覧の通り生姜入りです。
今日は気温こそ、さほど低いという事は
ないのですが、日射しがない分、
寒く感じます。こんな日にぴったりですね。
4~7倍に薄めて頂きます。
生姜の風味が効いていて美味です。