【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

五感で味わう器の癒やし

2012-03-28 16:51:51 | 趣味の器(壺)~その他







祖母の箱を開けるのはたいそう面白かった。
中には美しい硝子製品や
瀬戸物類が入っていた。
祖母の物であった白と金の正餐せいさん用食器類一式、
脚の細い台付きコップ、あらゆる種類の
風雅な美しい皿などがあった。
それに銀製品もあった!              
                  【「丘の家のジェーン」 18.】


   

   起床時には昨日の名残りとも言うべき、
  太陽燦々(さんさん)でしたが、その後は霞の掛かった春独特の天気に。

   そして曇り空と段階を踏み・・。
  “やはり天気予報通りだわ・・” ~なんて納得したものです。

   でもその後、パ~ッと太陽が出て回復。
  暫く小康状態を保っていたのですが、やはりいけません。

   午後になりますと俄かに暗くなり、何と季節外れの雷も。
  おまけに風も出て来て荒れ模様・・と思ったのも束の間、太陽と青空。
  何とも変わりやすい天気になっています。【今(16時50分現在)は安定】





【「たち吉」 の漆塗りの皿・有田 「林九郎窯」 の絵皿】


【茶托 & 皿】


   さて、今私は断捨離を実行しつつ、模様替えの真っ最中です。
  しかしながら世の常で、なかなか進みません。

   中には買った事すら、頂いた事すら忘れている物もあって、
  時には懐かしさに浸ったり。思わぬ時間がかかってしまうのです。

   それにしても、この間から大分捨てたつもりですが、
  相変わらず “何を捨てたの・・?” という感じ。

   そんな時見つけた、3年前の新聞記事。
  奇しくも同様の記事(エッセー)ではありませんか。

   そこには、 
  『「捨てる技術」 ではなく 「残す技術」 を磨こう!』 とあります。

   そうなんですよね。捨てようと思うから捨てられない。
  これは捨てられないと思えば、捨てる物が自ずから見えて来ます。
  発想の転換。

   そんなこんなで。
  写真は、押入れの中から見つけた漆器類です。
  茶托とお皿(2種類)。ただ、たち吉を除いてどこの塗物か分かりません。

   最近の私は、食器棚から食器を取り出す時、
  ついつい漆器を選んでいる事に気付きます。
  以前の私でしたら、普段使いするのは勿体ないと敬遠していましたのに。

   木の持つ独特の温かさとでも言うのでしょうか・・
  何だかほっとするのです。
  今の季節は、特に大好きな土物よりも手に取る回数が増えて。

   それもその筈、木地のしっかりした塗物には保温性があるそうですね。
  体温のような温もりと人肌の感触。五感で味わう漆器の癒やしなのですね。