【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

昭和の風に吹かれて

2013-09-10 16:37:16 | レトロ(素敵)な空間~散策


 




【伏見・藤岡酒造】


【街角の喫茶店】





「今年の夏は何と楽しかったのだろう」
と、アンは思った・・・・・その後から、
いつか上グレンのハイランド・キティ
おばさんが言った事を思い出して、
微かに胸に痛みを覚えた・・・・・
「同じ夏は二度と来ませんよ」
全く同じという事はあり得ないのだ。
又夏が巡って来るだろう・・・・・        
              【「炉辺荘のアン」 第35章】




   日中は、まだまだ暑いけれど、
  朝晩は、モーレツに秋の気配を感じるようになった今日この頃。

   空一つ取ってみても、のっぺりだった? 
  夏の朝の空から趣きのある、秋の空に変わって来ています。
  こちらは今日も、カラッとした晴れの天気となりました。

   人間とはおかしなもので、そこかしこに秋を感じるようになりますと、
  あの暑ささえも既に忘却の彼方・・となりつつあります。

   その上、夏が過ぎ去る事への感傷のようなものにも胸、チクリ。
  尤も、だからこそ人間は生きて行けるのかも知れませんが。

   ところで、オリンピックが決まって、
  パ~ッと未来が開けたと言いますか・・
  希望が湧いて来た気がします。それにしても恐るべき力。

   私なんかでさえこうなのですから、
  日本全体では凄い事になるのでしょうね。






【右綴りの 「たばこ」 の文字に歴史を感じます】








   さて、そんな高揚した
  気分の中、快晴の空の下、
  昨日は又々、趣きのある
  街を散策して来ました。

   それは前回の、
  東京オリンピック当時の
  昭和の面影をたっぷり残す町。

   一歩、路地に入れば、
  黒い瓦屋根に漆喰の壁。

   
   ここには街角の喫茶店だって
  ありますし、煙草屋さんも。

   尤も今では自動販売機に取って変わられていますけれど。
  あの頃は、日本全国にこんな家が建ち並んでいたのでしょうね。

   オリンピックでは近未来建築の粋を集めると思えば、
  こんな風に、日本古来の伝統を脈々と受け継ぐ町がある事に感慨を覚え。

   とは言え、日本古来の木造建築も崇高な芸術に思えます。
  ~なんて。ノスタルジックな気持ちに浸りながら散策して来ました。

   写真にはありませんが、ここ京都は区役所も図書館も
  新築でも伝統を生かした造りになっています。
  その事に、ほっと安心している私がいます。