



【伏見・藤岡酒造】

【街角の喫茶店】

「今年の夏は何と楽しかったのだろう」 と、アンは思った・・・・・その後から、 いつか上グレンのハイランド・キティ おばさんが言った事を思い出して、 微かに胸に痛みを覚えた・・・・・ 「同じ夏は二度と来ませんよ」 全く同じという事はあり得ないのだ。 又夏が巡って来るだろう・・・・・ 【「炉辺荘のアン」 第35章】 |

日中は、まだまだ暑いけれど、
朝晩は、モーレツに秋の気配を感じるようになった今日この頃。
空一つ取ってみても、のっぺりだった?
夏の朝の空から趣きのある、秋の空に変わって来ています。
こちらは今日も、カラッとした晴れの天気となりました。
人間とはおかしなもので、そこかしこに秋を感じるようになりますと、
あの暑ささえも既に忘却の彼方・・となりつつあります。
その上、夏が過ぎ去る事への感傷のようなものにも胸、チクリ。
尤も、だからこそ人間は生きて行けるのかも知れませんが。
ところで、オリンピックが決まって、
パ~ッと未来が開けたと言いますか・・
希望が湧いて来た気がします。それにしても恐るべき力。
私なんかでさえこうなのですから、
日本全体では凄い事になるのでしょうね。

【右綴りの 「たばこ」 の文字に歴史を感じます】




気分の中、快晴の空の下、
昨日は又々、趣きのある
街を散策して来ました。
それは前回の、
東京オリンピック当時の
昭和の面影をたっぷり残す町。
一歩、路地に入れば、
黒い瓦屋根に漆喰の壁。
ここには街角の喫茶店だって
ありますし、煙草屋さんも。
尤も今では自動販売機に取って変わられていますけれど。
あの頃は、日本全国にこんな家が建ち並んでいたのでしょうね。
オリンピックでは近未来建築の粋を集めると思えば、
こんな風に、日本古来の伝統を脈々と受け継ぐ町がある事に感慨を覚え。
とは言え、日本古来の木造建築も崇高な芸術に思えます。
~なんて。ノスタルジックな気持ちに浸りながら散策して来ました。
写真にはありませんが、ここ京都は区役所も図書館も
新築でも伝統を生かした造りになっています。
その事に、ほっと安心している私がいます。