


【茶羽セセリ「チャバネセセリ」】

実に気持ちのいい天気であった ―― 9月 にしか見られないような午後であり、 夏がもう一日だけ夢と魔法の日を過ごそうと こっそり忍び戻ったかのようだった。 周りは見渡す限りの収穫畑が 日光に浸って広がっており、 厳しい美しさをたたえた北の樅が 二人の歩いて来た道を 素晴らしいものにしていた。 【「エミリーはのぼる」 第12章】 |

雲一つない快晴の空が広がっています。
日中こそ暑くなりますが、湿度がありませんのでカラッとした暑さ。
当分、このお天気は続くようですね。それにしても・・。
今は一面笑顔のこの空が、あれだけの大雨を降らせ、
日本各地に甚大な被害を齎(もたら)せたとは
俄(にわ)かに信じられません。
良くも悪くも豹変(ひょうへん)する自然。
侮(あなど)ってはいけないという事ですね。

【藜「アカザ」】

【犬蓼「イヌタデ」】

【紫蘇「シソ」】

【アメジストセージ】
さて随分、秋らしくなった庭。そんな庭には今日も小さなお客様。
先日来のアゲハ蝶、シジミは言うに及ばず、
今日の 「茶羽セセリ」 は今年初めてです。
そして4日前に続き、今日も秋の(野の花を含む)小さな花を。
犬蓼が咲き始めれば、今年の夏、大活躍した紫蘇にも白い小さな花が。
かと思えば、昨日の木洩れ日の主役、藜の花も再び登場。
しかも先日の 【ピンク】 から今日は白に変身して。
これら小さな花は、つい見過ごしてしまいがちですが、
良く見れば本当に素朴で可憐。
身近にいつも眺めていたくて、摘んで来て花器に活ける事もしばしば。
おまけに、お決まりの花器でない方が似合いますから、その点でも気楽。
そう、その日の気分次第? という事でしょうか・・。
そうそう、犬蓼は沢山集めてドライフラワーに。
ラベンダーにも似たそれは思いの外、素敵で気に入っています。