

【水引草】


【枸杞(クコ)の花】

「おい、君。あの女の着ているものを見たか」 彼は叫んだ。 小花模様 のプリントの服だぜ! その昔、このイギリスにも、 女中という者が存在した時代があった。 あの女の服は、 その頃の女中の身なりとそっくりだよ。 (中略) ぱりぱりしたプリントの服を着ている。 帽子をかぶってね。(中略) モスリン地 に飾りリボンの付いたやつだ」 【A・クリスティー 「グリーンショウ氏の阿房宮」】 |

真夏日が戻って3日目。
今の所、一応晴れていますが、
昨日までとは若干、様相が違っています。
今日は風があります。尤も、湿った生温かい風。
台風18号の影響でしょうね。
明日からは雲と傘マークが並んでいますし、
最高気温も27度。どうやら真夏日も今日までのようです。

【露草】

さて、今日は庭に咲く小さな花にスポットを。
ご覧のように野の花を含め、庭のあちこちに咲き乱れています。
小さな花の代表格と言えば勿論、ハーブですね。
すぐ上の写真の花は友人に貰ったもの。
その時から霞草(カスミソウ)に似た白い小さな花が、
途切れる事なく咲いています。(花期が随分、長いです)
名前は忘れたのですが、何でもミントの仲間だそうで、
独特の薄荷(ハッカ)の匂いがします。
後、(写真はありませんが) ステビアも同様に、
白い小さな花を1輪、2輪・・と付け始めました。
ハーブは姿、形は見るからに繊細で、デリケートですが、
だからと言って、決してひ弱ではありませんものね。
それに好きな時に摘み取って
料理に使ったり、お茶を楽しんだり思いのまま・・
~なのは、既に周知の事でしょう。
そうそう、今日の例文。
小さな花から小花柄のプリント地・・。
随分な飛躍ですが、これも 「想像の余地」 の範囲内とお許しを。
私自身、小花柄のプリント地は大好きですから、
その柄のワンピースを好んで着ます。
イギリスでは、こんないわれがあったのですね。
もう一つ、『アンの世界』 にも度々登場する 「モスリン」。
この生地、今一つピンと来ませんが、『アンの世界』 と
『クリスティーの世界』 に、又一つ共通点を発見して嬉しくなります。