【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

陶粋の瑠璃色

2013-09-22 16:26:36 | 香る庭の花綴り












「あれがなくては淋しいわ」
アンは嘆いた。
「玄関上のあの部屋もあの木なしでは、
今までの部屋とは思われないわ。
窓から外を見る度にあれのない淋しさを
味わなくちゃならないのね・・・」                    
                【「アンの愛情」 第39章】
 










   朝方は、こんな秋らしい空が広がっていましたが、
  今日も快晴の空になっています。
  ただ今日は少々、蒸し暑い気がしないでもありません。

   ところで 「立待月(たちまちづき)」 の昨夜の月。
  就寝前、いつものように月を眺めようと・・。

   ところが、その月がどこにも見当たりません。
  何と遥か頭上に。これでは横になりながら月を眺める・・
  ~なんて風流な? 芸当は出来ません。

   真上ですから身を乗り出して眺めたものです。
  そして今宵は 「居待月(いまちづき)」。

   座って月を待つそうですが、
  果たしてどんな月になるのでしょう。又々、楽しみです。







   今日も瑠璃色花を。
  昨日の続きです。

   今日は、朝顔の別品種も
  顔を見せてくれました。

   まるで、「私を忘れないで」
  と言っているかのように。

   地面を這(は)うように、
  低く、低く。

   まさか、土下座?
  ではありませんよね。

   そしてもう一つの
  瑠璃色花、「セージ」。

   今日は、切り取って
  相性の良い土物の花瓶に。
  備前焼です。

   庭では右を向いたり、
  左を向いたり、自由奔放に
  咲いていますから、
  無造作に投げ入れて。まさに、野の花感覚です。

   そうそう、お隣の大きな木槿(むくげ)の木が、
  昨日、バサッと切られました。

   それは高く高く伸びていて。
  階段の踊り場からピンクの花を眺めるのを
  楽しみにしていたのです。今日のアンの気持ちと全く同じ。

   尤も、お隣の方の与(あずか)り知らぬ事です。
  私自身、なくなって初めて、その存在の大きさを知ったのですから。