【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

旅立ち

2008-04-20 21:39:56 | リラのお気楽ユメ日記


   



   こちらは久し振りの、いいお天気になりました。
  空気が澄んでいて、頬に当たる風も心地良く・・。

   ちょっとヒンヤリ感を感じたものですが、それでも5月上旬の気候との事。
  それだけ爽やかだったという事なのでしょうね。

   巷(ちまた)では、ピンクや白のつつじが、
  そろそろ咲き始めました。近くの幼稚園の藤棚は、満開に。

   そして、八重桜や木蓮(ムクゲ)・・色とりどりの花が咲き乱れています。
  もう少しすると・・今度は、いよいよ薔薇の出番ですね。

   そんな中、昨夜はお通夜、今日は告別式と出掛けて来ました。
  とてもお世話になった方のお母様。享年、97歳。
  大正、昭和、平成と駆け抜けられた人生。大往生ですね。

   倒れるその日まで元気で、100歳に十分希望を持っていられたと言います。
  そんな矢先の脳梗塞。そして、1ヵ月弱の入院生活。
  最後には7人の子供達に、「有り難う」 の言葉を残しての旅立ちだったとか。

   長男の方のお話によれば、最後まで気配りの人だったと・・。
  皆さんに迷惑をかけないよう、土日を選び、お天気にも恵まれたと、
  涙ながらに語っていらっしゃいました。

   悲しみは、当然ありますが、皆さん精一杯の事をやり遂げられたという
  満足感のようなものも、同時に感じたものです。

   誰にも平等に訪れる死ですが、こうありたいですね。
  私なんかが、とやかく言うことではないでしょうが、
  本当に幸せな一生だったのでは、ないでしょうか。

   ところで、奇しくも今日の朝刊に、96歳の方の詩が載っていました。
  「くじけないで」 という素敵な詩です。妙に、説得力がありますね。

 





                くじけないで

        ねえ 不幸だなんて 溜息をつかないで
        日射しやそよ風は えこひいきしない

        夢は 平等に見られるのよ

        私 辛いことが あったけれど
        生きていてよかった

        あなたもくじけずに
    

風に揺れる菜の花

2008-04-19 12:50:31 | ハーブと香り雑学




   時折、晴れ間は出るものの、
  重苦しい天気が続きます。
  そのためか、気温も低め。

   昨日も記しましたが、
  これこそ 、「木の芽冷え」、
  いいえ、もうそろそろ
  「若葉寒む」 かも
  知れませんね。

   結構長い事、桜に気を奪われ、
  終われば終わったで、
  野の花に・・気もそぞろ・・。

   その間、我家の庭は、放たらかしだったような・・。
  そんな気がします。

   それにも関わらず、毎年のように蕾を付け、
  私達の目を楽しませてくれるのですから、花って有り難いです。






 

 




   遅ればせながら今日は、ハーブ達にスポットを・・。
  ローズゼラニウムが、ピンクの可愛い花を付けたと
  思いましたら、ラベンダーも沢山の花芽を。
  開花は、もうすぐ。

   その他、ベルガモット、ミントなど花はまだ
  ですが、ここに来て背丈を伸ばして来ています。

   そうそう、マロウも・・。
  そう、『アンの世界』 にも出て来る、
  別名 「葵(アオイ)」 の事。

   水色と、ピンクのお茶を頂くのが楽しみなのです。
  (レモン水を入れるとピンク色に変化)

   さて、冒頭の写真の菜の花。
  先日も写真、UPしましたが、その時以上に
  増えた気がします。今、盛りなのでしょうね。

   菜の花も 「黄色い絨毯」・・という風に形容されますが、
  昨日の映画で、王宮のアプローチ一面に置かれた
  菊の花には、圧倒されました。と言うより食傷気味。
  300万本ですから当然ですね。

   それに比べますと、菜の花の可憐な事!
  帰り道、この花に出会って、ほっとしたものです。
  私にしましたら、“お口直しの一花” となりました。

映画 「王妃の紋章」~黄金の一族

2008-04-18 19:04:35 | 映画の香り
   雨こそ降っていませんが、
  どんよりした空で明けました。

   朝の気温は、思ったほど
  低くはありませんでしたが、
  逆に日中は、日射しがない分、
  肌寒ささえ覚える始末。

   でも、これって別に異常気象
  という訳ではないのでしょうね。

   ちゃんと我が国には、
  「木の芽冷え」 という言葉が、ある位ですから。

   そんな中、映画 「王妃の紋章」 を観て来ました。
  今日は、そのつもりなど全然なく、急に思い立ったのです。
  思ったら早速出掛けた方が、いいようですね。

   さて、その映画は・・。
  10世紀の中国、後唐時代を舞台にした、
  まさに、観る人を酔わせる、絢爛(けんらん)豪華な王朝絵巻です。

   それは、金の円柱600本、絹の絨毯1000m、
  蹴散らす黄色い菊の花、300万本という事からも容易に想像出来ます。

   こんな、まばゆいばかりの王家も一歩中に入れば、
  凄まじいばかりの策謀と欲望、愛憎の渦。

   国王 (チョウ・ユンファ) は、かつて愛した人を忘れられず、
  王妃 (コン・リー) は、そんな王を愛せず、継子(長男)の皇太子と不倫の関係に。
  そして皇太子は、皇太子で・・。(最後にどんでん返し)

   その上、王妃は、薬草と称され、トリカブトの入った毒薬を飲まされるのです。
  それを知っていながら、毒薬を飲み続ける王妃。そこには・・。

   王と王妃、3人の皇太子との絡み。
  表面は綺麗に、冷静に取り繕いながら、心の中には様々な感情の交錯。

   身の毛もよだつシーンと、驚愕のクライマックス。
  どれを取っても、“さすが、中国だな・・” と、思わせる桁外れのスケールです。

   この映画を観て、皆さんは、どんな事を感じられるでしょう。
  黄金の光輝くドレスやアクセサリーもいいけれど、
  平凡な幸せが、いかに貴重かという事を教えてくれたような気がします。

   映画 「マリー・アントワネット」 を観た時と、
  同様の気持ちと言ったらいいでしょうか・・。尤も、こちらは、それ以上でしたが・・。

雨の日は 「ミス・ラベンダー気分」

2008-04-17 16:25:21 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編


   



   今日は、雨で明けました。それも大粒の雨。
  今朝の里山は、雨で少々煙っていたものです。
  その里山、いつの間にか緑に変わっているではありませんか。

   つい何日か前は、その山も、ピンクに染まっていましたのに・・。
  季節の移ろいを感じます。

  そう言えば、雨の名称も桜の季節が終わりましたので、
  桜雨から 「緑雨」 となるのでしょうね。
  その雨も今は、やんでいますが・・。

   日本語は、文字に意味を持つ・・とは、先日も記しました。
  そして喋り調は、七、五調のゴロが良いとも。
  それに、四季を絡めた文学が、和歌や俳句です。

   その中で、特に俳句の季語には日本の四季を
  繊細な目で捉えていて、いつも感心させられます。



   今日は雨。
  ちょっぴり薄暗い部屋に、
  久し振り蝋燭を灯してみました。

   蠟燭と言いますと、(私の中では)
  秋から冬の定番です。

   でも、今日のような日には、
  しっくり来るような気がします。

   今日の香りは、“桃”。
  言うまでもなく、
  ほんのり桃の香りです。

   そして、これも本当に久し振り、
  『カフェ 「薔薇の詩(ポエム)』 の開店です。(前回は 【こちら】 )
  


   気が付けば、いつも同じ
  カップで飲んでいる私。

   一週間に一度は、
  カップを変えて気分転換~♪ 
  
   ~なんて張り切って
  いましたのに、この有様です。

   という訳で・・。
  今日のカップは、
  私の大好きな土物に。

   土物と言うと、どうしても重い色が
  多い中で、春らしい色にしてみました。
  ( ↑ 実際の色は、もう少し暗いです)

   ただ、どこの産地の物だったか・・? 美濃焼? 生憎、思い出せないのです。
  ティーベル代わりの土鈴は、昨秋訪れた上高地で求めた物。
  “こまくさ” が、描かれています。

   「カラ、コロ・・」 と、ちょっとくぐもった音ですが、
  十分、ティーベルの代わりは、務まります。「お茶の時間ですよ。・・」 

   



   「・・・誰も来る事になど、なっていないのですよ。・・・
  ただ、そんなつもりに、なってみただけなのです。――
  それで私は、お茶の会を開くふりをしただけなのです。・・・・・
  身なりも整えた訳なんですの。」
 
                                  【「アンの青春」 第21章】

   


   年に何回かは、こんな風にしてみる事、どうやら私にも必要なようです。
  箪笥(タンス)の肥やしを整理するためにも・・。

すみれ咲く春

2008-04-16 17:55:47 | 香る庭の花綴り


   



   今日は、どんよりした空で明けました。
  “春に三日の晴れなし” と良く言いますが、本当にその通りですね。

   それでも日中は、時折晴れ間の出る天気となりました。
  しかしながら、どうやら夜には雨のようです。

   今日は、街の映画館に少し遅れてかかった映画、
  『マリア・カラス 最後の恋』 を朝一番に観に行こうと思っていました。
  そう、昨夜までは・・。

   でも、なぜか出掛けるのが億劫に・・。
  それより、19日封切りの映画、『ラフマニノフ 「愛の調べ」 』
   の方に気持ちが動き・・。

   その上、例の “ジュリアンの君” から頂いた映画の券、
  『王妃の紋章』 にも行かなければならないし・・。

   ~なんて、勝手に理由をつけてパス。
  とは言っても、十分心は残しているのですが・・。











   さて、最近の私は野の小さな花に、
  心奪われていたものです。

   その間に・・我家の庭でも
  春の花が咲き始めていました。

   勿論、早くから咲いて私達の目を
  楽しませてくれていた三色菫は、
  益々、その存在を主張しています。

   ところで、冒頭の写真は
  言うまでもなく 「すみれ」 です。

   我家の庭では、先に野生のそれを見つけたのですが、
  道端では初めてです。嬉しくて、思わずシャッターを・・。

   すみれと言いますと・・「すみれの花咲く頃・・」   
  宝塚歌劇団の歌でも有名なこの歌。
  このすみれ・・実は、翻訳前には、ライラック (リラ) だったと言うから驚きます。

   今日、漢字では、「菫」 と書きます。
  でも、万葉集では、「須美礼」。すみれ一つ取ってみても、面白いですね。

   「淋しさは どちらを向いても 菫かな」  ~小林一茶 

春の彩り溢れる刻 (とき) の中へ

2008-04-15 17:08:49 | 路傍の花~道草




   雲一つない快晴の空で
  明けました。
  それにしても、朝の冷えた事! 

   灯油を使い切っていましたから
  急遽入れる羽目に。
  未だにストーブが手放せません。

   それでも日中は、
  穏やかに晴れました。

   それも朝とは一変して、
  汗ばむような陽気に・・。

   今日も淡い水色の空です。
  昨日は、ふわふわ~と、たなびく白い雲が、浮かんでいましたが、
  今日は、飛行機雲のようなス~ッとしたものが、あるだけ。
  思わず、見とれていたものです。

   今日も、ともすれば小さな野の花に視線が・・。
  上を見たり、下を覗き込んだり・・忙しい事です。











   まさに春たけなわですね。
  そうそう、その “たけなわ”。

   漢字大好き人間の私としては・・。
  早速、調べて見ました。

   とは言っても、あまり馴染みは、
  ありませんが、ちゃんとありました。

   一つは、「酣」、もう一つが 「闌」。
  しかもそれには、それぞれ意味があるそうです。

   「酣」 は最も盛りの頃であり、
  「闌」は、その盛りを過ぎ、
  衰え始めた頃なのだとか。奥深いですね。

   一口に、「たけなわ」 と言っても、
  程度があるのですね。

   以前にも記した、「春浅し」 のように、この 「たけなわ」 も春だけに使われ、
  夏たけなわ、冬たけなわ・・と言った使い方は、しないそうです。



   ところで、こちらの大木の写真。
  つい先日、白い花びらをたわわに
  付けていた 【雪柳】 です。

   それが今日は・・。
  その花びらを落とし、
  緑の木に変わっています。

   そう言えば・・。
  『アンの世界』 の桜や林檎は、
  白い花びらなのですよね。

   思えば、木こそ違え、
  アンが名付けた、雪の女王スノー・クイーン そのものではありませんか。
  これから私は、この木を 「雪の女王」 と、呼ばせて頂きます。

   やはり、この場所は 『アンの世界』 に、どっぷり浸れる場所。
  一人悦に入っている、私がいます。

  




             春! 

    「春の小川は                白い蝶が ひら~り
      さらさら行くよ・・」 ♪              ひらひら・・
        
    思わず こんな歌を             春の日に
     口ずさみたくなるような           思い切り 深呼吸
      長閑な 春の午後              

山笑う

2008-04-14 18:18:00 | 旅気分・夢気分




   昨日の夕方から降り出した雨は、
  朝には上がっていました。

   朝早い時間こそ、
  雲の多い天気でしたが、
  その後は晴れて暖かく
  なりました。

   そうそう朝早くには
  写真のような幻想的な霧も・・。

   今日の空は、淡~い水色の空。
  どこまでも柔らかく、優しく・・。

   何もかも、そっと包み込んで
  くれるような、そんな空になりました。



   白い雲も、ふわふわ浮いて・・。
  春にしては空気が澄んで、
  大層綺麗な空です。

   そして、山の美しさも・・。
  まるで、パステル画の世界のよう。

   秋の紅葉ばかりでなく、
  春の山も満更ではありませんね。

   



   「・・・今日は、空気が、
  ぴかぴか光っているじゃあ
  ないの。すっかり、雨で洗われたせいね。」

  
  


   ~こんなアンの声が、聞こえて来そうです。

   冒頭の写真は、私の・・? 『桜の小径』 です。
  自宅と駅の丁度、中間にあるこの径、私の大好きな径でもあります。



   駅から来ますと、
  この辺りから丁度、上り坂に。

   下から来ると空気が違うと、
  良く言われます。ほっと出来る場所。

   お隣には、リラ版 『輝く湖水』
  もあります。そこには、ベンチも。  

   ほんの数日前には、まだまだ桜、
  残っていたのですが・・。
  
   恐らく、これがもう最後の
  桜なのでしょうね。

   そんな感慨に耽りながら・・。
  私だけの? ピンクの絨毯を歩かせて頂きました。
  何と、ロマンティックなのでしょう。

    「花散って 藤咲くまでは 茶屋淋し」  ~井原西鶴

春風のワルツ ~♪

2008-04-13 15:50:46 | 路傍の花~道草




   ちょっぴり寝坊した
  休日の朝。

   とっくに、
  陽は上っていました。

   尤も最近では、
  ぐっと日の出が早くなり、
  立ち会う事が、
  なかなか出来ません。

   昨夜から今朝にかけ、
  ちょっぴり冷えましたが、
  日中は春風がそよ吹く、
  気持ち良い天気になりました。

   その天気も・・そろそろ下り坂とか。
  夕方から雨・・なんて言っています。

   さて写真は、昨日の菜の花の周りに咲いていた、小さな野の花です。
  これらは、随分早くからあちこちで咲いていましたが、
  他の花も加わって、賑やかになって来ました。

   こんな野の花の咲く土手がある事に、本当に感謝しています。
  折しも今日の朝刊に、その土手に関する記事がありました。
  こんな詩句も添えられて・・。郷愁の詩人らしい、蕪村の句ですね。

    「春風や 堤長うして 家遠し」
   「たんぽぽたんぽぽ 花さけり 三々五々」
   ~与謝蕪村

   ところで、昨日の菜の花。菜の花と言えば、朧月(おぼろづき)が合いますね。
  「おぼろ月夜」 という唱歌のせいも、多分にあると思いますが、
  菜の花に、朧月・・対照的です。

   この 【おぼろ月夜】 については、先日記しましたので、
  今日は省略させて頂きます。古き良き日本の美が、
  そこかしこに散りばめられている歌です。







【野苺の花】
 

   



   “・・・溝の外側には背の高いもみの木が一列に並んで
  こんもりした良い匂いのする枝を張り出していた。

   この溝は年を経るに従って益々美しくなり、
  割れ目からは苔や草が生え、
  春も早い頃から底の方に紫色のすみれが一杯咲き、
  秋には隅々に紫苑や秋のきりん草が
  見事に咲き誇るのであった。”
  
                               【「虹の谷のアン」 第4章】

   『アンの世界』 も、負けていませんね。 

黄金色に染まった春

2008-04-12 18:57:39 | 路傍の花~道草




   今日は朝から
  日の出を迎えました。
  
   朝方は少々冷えたものの、
  日中は暖かく、概ね晴れの
  良いお天気になりました。

   今日も外出したのですが、
  やはり桜は、その花びらを
  散らし始めているようです。

   先日の雨は、どうやら
  花散らしの雨となったようですね。

   駅からの帰り道、ちょっとした
  溜池があるのですが、(リラ版「輝く湖水」)
  その水面にも散った花びらで、花びら紋様が描かれていたものです。

   そんな花びらが、筏のように流れて行く・・。
  それを 「花いかだ と、言うのですね。何と風雅な言葉でしょう。

   「ひとひらの かたち寄せあふ 花筏」   ~岩見 ちづる
  「散る桜 残る桜も 散る桜」       ~良寛和尚



   今日か明日かと開花を待ち、
  咲いたら咲いたで、
  見頃に一喜一憂。

   はたまた・・一日でも長く、
  散らないようにと願い、
  散れば散ったで涙する・・。

   どんな姿になっても桜は桜・・。
  桜ほど、人々に愛されて来た
  花は、ないのでしょうね。

   でも、こちらが終わりになっても、
  桜は北上を続けます。
  桜前線は、今どの辺りなのでしょうか・・。



   さて、お次は、菜の花の事・・。
  桜が散って、少々落胆した
  私の目に飛び込んで
  来たのが、この菜の花です。

   黄色と黄緑色。
  薄いピンクの桜に見慣れた目には・・。

    菜の花の黄金色が、
  ハッとする程、鮮やかでした。

   でも、ほっとする色でもありますね。
  土手一面に、びっしり・・。

   しかしながら・・つい先日も、ここを通ったのですが、全然気付きませんでした。
   まだ本数も、それ程多くは、なかったのでしょうね。

   それに・・むせるような香り。
  それにしても、菜の花がこれ程の芳香の花とは、
  今の今まで知りませんでした。そう言えば・・。

   いつだったか、こちらにもコメントを寄せて下さっている、
  うみさとくじらさんから、「菜の花はいい香り・・」
  と、お聞きした事があります。

   その時、私の脳にも、あるスイッチが、入ったのかも知れませんね。
  今日は、しっかりとその香りを感じる事が出来ました。

   そうそう、この菜の花のすぐ向こうには、
  ジャスミンの木が林のように? 茂っているのですよ。

   今日見ましたら、新芽がどんどん出ています。
  それこそ、白い芳香の花を咲かせるのも、もうすぐです。

   アン風に言わせて貰うなら、まさに 「香料の生える丘」 ならぬ、
  「香料の生える土手」 なのです。

   桜が終わっても彩溢れる季節は、まだまだこれからが本番!
  楽しみと同時に、待ち遠しいですね。

瑠璃色の香り

2008-04-11 16:08:07 | ハーブと香り雑学




   今日は、どんよりした
  曇り空で明けました。

   いいえ、これも日本には
  花曇りなんて言う、
  素敵な言葉が、
  あるのでしたね。

   意外にも見渡す周辺の
  山は、霞んでおらず、
  ピンクの桜も望めます。

   ただ若干、その色も
  濃くなったような・・。

   恐らく既に散ってしまったものも、あるのでしょうね。
  今日は、一面ピンクの絨毯を見に行こうなんて、思っていたのですが・・。
  お昼前頃から徐々に青空が戻って来ました。

   ところで、先日探し物をしていましたら、冒頭の写真の花立てを見つけました。
  箱に入れたまま、しまい込んでいたものです。

   箱に書かれてあった、“高台フラワーボール・ルリホワイト” の文字に、
  わくわくしながら開けて見たものです。私自身、すっかり忘れていました。

   多分、土物ばかりに拘っていた時期に、これを頂いたのでしょうね。
  でも、今は違います。すっかり気に入ってしまいました。

   見れば、チューリップ型で、洒落た花入れです。
  早速、香炉にする事を思い立ちました。

   チューリップ型ですので、こぼれる灰も、しっかりと受け止めてくれます。
  お香立ての代わりは、中に入っていた小さな剣山が、その役目をしてくれます。

   しっかり立ってくれて、我ながらこの思わぬアイデアに、にんまり。
  でも、私が考え着く位ですから、もうとっくにご存知の方は、
  いらっしゃるかも知れませんね。

   さて、最近なぜか、お香にハマっています。
  一つには、その手軽さにもあるかも知れません。

   それに一頃に比べ、種類も豊富。香りも数段良くなっています。
  そうそう、先日求めたお香、「珈琲の香り」
  火を付けていない時、嗅いだ香りは、ただ線香臭いだけ。

   全然、珈琲の香りはしていませんでしたので、正直 “失敗かな!?”
  と、思いながら求めた経緯があります。ところが・・火を付けると一変。
  珈琲の香りが、ジワ~ッと漂って来て・・。煙も、ほとんどありません。

   珈琲や薔薇の香りは、オイルで買うと高額過ぎて手が出ませんが、
  お香は違います。そんな所も、ハマった理由かも知れません。
  次は、何の香りに致しましょうか・・。