ピアニストの内田光子さんが伴奏で参加されたアルバムでグラミー賞を受賞されたというニュースが入ってきましたが、
同時に今回、
歴史学と哲学の博士号を持ち、
声楽を独学で学んだというテノール歌手
イアン・ボストリッジが、
グラミー賞を受賞したという吉報も入ってきました。
偶然にも、今、ボストリッジ氏の
フランス歌曲を聴いています。
私の場合、けっこう、この手の偶然が重なります。
だからと言って、別にどうって事はないのですが、(^^;;
そういえば以前、内田光子さんとボストリッジ氏はシューベルト歌曲で共演されていましたね。
シューベルトを歌うボストリッジ氏は歌手というより
やはり学者の風貌で、
(高校時代に数学を習った山本良樹先生に似ています)
地味だけれど、不思議な説得力ある歌い方に惹かれたものです。
今度は、また別の歌曲を…と、思いまして
たまたま選んだのが、フランスものです。
ドビュッシーとフォーレ、プーランク…
繊細なフランス語の響きが
最近、老化しつつある耳に優しくて
( あぁ、なんて心地いいんでしょう!)
ピアノ伴奏…いえ、伴奏ではなく
これはピアノとのduoですね!
弦楽四重奏の伴奏だと、quintettoですね!
CDの後半のフォーレの『優しい歌』は
コントラバスが加わって弦楽五重奏ですので
sextet?
強すぎない肩の凝らない、
表情豊かな声と楽器の音色が心の襞に染み込んできます。
やはり、
ボストリッジは、“歌う哲学者”だと思います。
なんだか、
聴いているうちに、少し鬱々としていた気分が晴れて来ました。
こちらは、
今回のフランス歌曲集には収録されてないけれど
プーランク歌曲集の中にあった
ギョーム・アポリネールの『雨が降る』
の原詩、
アポリネールって、
どこかで聞いた名前だと思ったら、
後に、よくシャンソンで歌われた「ミラボー橋」が詩としては有名ですが、
あのマリー・ローランサンとも恋人関係にあった詩人でしたね。
音楽って文学と必ずlinkしていて、とっくに忘れていた事を思い起こさせ、
鈍った脳を刺激してくれます。
それにしても、
声に癒され…詩に癒され…音に癒され…
たまには、ひとりで
しばし、そんな時間を過ごすことが大事なのだと、
改めて思うこの頃なのであります。
さてと、
仕事に行ってきますか…。(~_~;)
しみずゆみ
同時に今回、
歴史学と哲学の博士号を持ち、
声楽を独学で学んだというテノール歌手
イアン・ボストリッジが、
グラミー賞を受賞したという吉報も入ってきました。
偶然にも、今、ボストリッジ氏の
フランス歌曲を聴いています。
私の場合、けっこう、この手の偶然が重なります。
だからと言って、別にどうって事はないのですが、(^^;;
そういえば以前、内田光子さんとボストリッジ氏はシューベルト歌曲で共演されていましたね。
シューベルトを歌うボストリッジ氏は歌手というより
やはり学者の風貌で、
(高校時代に数学を習った山本良樹先生に似ています)
地味だけれど、不思議な説得力ある歌い方に惹かれたものです。
今度は、また別の歌曲を…と、思いまして
たまたま選んだのが、フランスものです。
ドビュッシーとフォーレ、プーランク…
繊細なフランス語の響きが
最近、老化しつつある耳に優しくて
( あぁ、なんて心地いいんでしょう!)
ピアノ伴奏…いえ、伴奏ではなく
これはピアノとのduoですね!
弦楽四重奏の伴奏だと、quintettoですね!
CDの後半のフォーレの『優しい歌』は
コントラバスが加わって弦楽五重奏ですので
sextet?
強すぎない肩の凝らない、
表情豊かな声と楽器の音色が心の襞に染み込んできます。
やはり、
ボストリッジは、“歌う哲学者”だと思います。
なんだか、
聴いているうちに、少し鬱々としていた気分が晴れて来ました。
こちらは、
今回のフランス歌曲集には収録されてないけれど
プーランク歌曲集の中にあった
ギョーム・アポリネールの『雨が降る』
の原詩、
アポリネールって、
どこかで聞いた名前だと思ったら、
後に、よくシャンソンで歌われた「ミラボー橋」が詩としては有名ですが、
あのマリー・ローランサンとも恋人関係にあった詩人でしたね。
音楽って文学と必ずlinkしていて、とっくに忘れていた事を思い起こさせ、
鈍った脳を刺激してくれます。
それにしても、
声に癒され…詩に癒され…音に癒され…
たまには、ひとりで
しばし、そんな時間を過ごすことが大事なのだと、
改めて思うこの頃なのであります。
さてと、
仕事に行ってきますか…。(~_~;)
しみずゆみ