声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

優しい次男

2019-06-04 17:57:05 | Diary
川崎の事件の犯人や

元事務次官が我が子を殺めたことで、

マスメディアが「引きこもり」を問題視し始めた、

「引きこもる」ことが罪であるかのように。



そういえば、

私の郷里にも、引きこもっていた従兄がいたはずだ。


先だって100歳で亡くなった伯父の次男だ。


彼は、

私の聞いた話では、40歳の時に勤めていた会社が倒産して、

それ以降、再就職もせずに20年近く引きこもった…。

独身で、実家暮らし、

ほとんど外に出ない暮らしを暫くしていたが、


60歳を過ぎた頃になって、

親たちを車に乗せて病院通いに付き合ったり、

高齢の両親を手伝うこともあったらしい。



それを聞いた時に私は思った。


( な〜んだ、引きこもっているって聞いたけれど、定年の歳になれば、普通に出歩けるんだ )


たぶん、彼は、

世間の目が怖かったのだ。




彼が中学生だった頃、

伯父の家に近所の女の子が遊びに来て、

「Kちゃんって、◯ンチついとるような顔じゃね」

と、彼の頬のホクロのことを揶揄ったことがあった。


怒るかと思っていたら、彼はシクシク泣き出した。


それを見ていた小学1年の私は、

なぜ、腹を立てないのか?
なぜ、泣くのか?

従兄の反応が理解できず、
呆気にとられたことを憶えている。

そのくらいKは繊細で傷つきやすいのだ。



そんな従兄のことを

お節介だった私の実母は、

「Kちゃんはいい子だよ、しっかりしたお嫁さんが来てくれたら変わるかも」

と、言っていた。


両親や親戚の心配をよそに、

結局、20年間も引きこもったわけだが、

親の年金も預金もたっぷりある分、生活に困ることはない。



とは言え、

自治会長や老人会会長などを90近くまでやっていた伯父にとっては、

やはり世間体が悪かったようで、

40すぎの次男が引きこもっていることを、あまり話題にしなかった。

伯母は、すでに諦めていたのか、好きにさせているのだとも言っていた。



伯父が亡くなり、

伯母も90半ばを過ぎ、

通院の送り迎えもそうだが、

70近い次男の手をなにかと借りる事が多くなり、

伯母は負担をかけたくないのか、施設に入りたいとも言っているらしい。


あの優しい次男なら、きっと最期まで伯母の面倒を看るだろう…。


引きこもりって、

悪いことばかりじゃないと、私は思います。



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雨の日も楽しく

2019-06-04 12:09:22 | Diary
ヒマにまかせて

いろいろ企画中の清水であります。


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脳ミソを柔らかくしている最中でして…



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コメント (2)
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