声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

不思議な縁

2019-07-16 21:09:05 | 大型犬との生活
「なぜ、みんな年齢を訊くんだろうねぇ」

と夫は不思議がる…


「普通は犬種じゃないのかなぁ…」

と首をひねる。


「ダルメシアンだってことは、見ればわかるでしょ?」


「…」

「その次は、たいてい年齢でしょ?」

「…」


夫は、どうも理解できないらしい。


確かに、出会う人のほぼ全員がHalの年齢を訊いてくる…


保護犬だと答えるとみんなビックリするのは

「何年も一緒にいるみたいに見えるから」

だと、

ほぼ全員が口を揃えて言う。


それは、私たちも同感で、

Halとは、何年も前からずっと一緒にいるような錯覚をおぼえることがある。


これは先住犬のダルメシアンたちのおかげだ…


7月12日はロメオの命日。

ロメオが逝ってから、ちょうど10年…


その節目にHalがやってきた。


縁とは不思議なものだ。



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年齢不詳のわけ

2019-07-16 07:05:12 | 大型犬との生活
ペンションの夕食時、向かい側のスコッチテリア連れの夫婦から

「いくつですか?」

と声をかけられる…。

夫が

「実は、わかんないんですよ」

と答え、

私が

「保護犬を引きとったんです」

と答える…。


そうすると、たいていの人が目をまん丸くして驚く…。

この流れが毎回パターン化してきた。


スコッチテリア連れ夫妻のご主人はどこかで見た顔だと思ったら、

イッセイ尾形によく似ている…

髪の色までテーブルの下で、Halをジッと見ているスコッチテリアと同じだ。


ワイン飲み放題で相当酔っ払っているのかロレツが回らないのにやたらとよく喋る。


「私は55なんですけどね…だいたいこの歳になると大型犬はなかなか大変で…このくらいがちょうどいいんですよw」

と、前でニコニコ笑いながら黙って聞いている奥さんに共感を求めた。

「お宅もそうでしょ?」

と、

今度は隣のテーブルにいたコーギー連れの母親らしき女性にも話しかけた。

女性はお風呂上がりなのか、宿の浴衣を着ていて、
それがふくよかな躰つきによく似合っていた…
肌もツヤツヤしていて若々しく、妙に艶っぽく見えた。

彼女の椅子の横でオスワリしているコーギーもTシャツを着せられているが、

飼い主同様に、ムチムチコロコロしていて可愛い。

彼女は、切れ長の色っぽい目でこちらをチラリと見ながら、

「私は62ですけど…」

と、穏やかな表情に笑みを浮かべた…


( う…、ウチにも答えろってことかい… )


と、思って目の前の夫を見ると

1人でアジの刺身を黙々と食べている。



確かにドッグレスキュー担当者からHalを引き取る時に里親の年齢制限はあった。

実年齢を言うべきか?

でも、コレは旅先で知り合った人との世間話である。


この場合、

年齢詐称してもいいんじゃなかろうか…

と一瞬よぎった。



ますます酔っ払ったスコッチテリアのご主人が

今度は直接、夫に声を投げかけた。

「同じくらいでしょ?」


夫は

「まぁ、そうですね…アハハ」

とテキトーに答えた。


犬は飼い主に似ると言うが

飼い主が、犬に似ることもあるということだ。


写真は、
帰りの伊豆スカイラインでの“似た者親子”




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