声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

グラントワ・カンタート2021

2021-01-12 12:14:00 | 音楽
郷里のホールを主会場にしての合唱イベント、オンライン配信を視聴した。

途中休憩を15分ずつ3回取り、
所要時間5時間という長丁場…

出演29団体のうち、

生出演は7団体のみ、
残り21団体は収録動画での参加だった。


コロナ禍での合唱祭。

コロナ禍でも歌おう
皆で歌う楽しみを共有しよう…

という思いは伝わってきたが、

やむを得ないとは言え、
21団体という収録動画の多さには疲れた。
(ー ー;)

それに加えて、
我が家の通信回線の問題なのか

後半で一番楽しみにしていた生出演の映像が途切れるなどの問題も発生し、

オンライン視聴の難しさを実感した。

今日からアーカイブ配信があるので、
この後、途切れた場面をしっかり聴いてみたいと思っている。

とは言え、
コロナ禍で帰省できない懐かしい郷里のホールからの生配信、

15分の休憩時間には、
ふるさと関連の3種類のPVなどを流すなどの工夫もあり、

その映像には郷愁をそそられ、一瞬コロナ禍である事を忘れさせてくれた。

昨年の11月に集うはずだった《合唱部恩師Y先生を囲む会》は延期されたままだが、

Y先生や同級生の元気な姿も確認できた。

その同級生が生出演したのは、

オープニングから五番目の母校合唱部OBたちで結成された《合唱部ななお》だった。

団体名の『ななお』は母校のある場所、《七尾》から付けたものだ。

合唱用マスクを着用しての出演で、顔の判別が難しく、どこに誰がいるのかの特定は難しかったが、
 12名と言う少人数ながら声質の揃ったハーモニーには違和感も全く感じられず、

『練習が月に2度だけになりました』との年賀状にあった不安さえも全く感じさせないほどの出来栄えだった。

ホールの名前を冠した《グラントワ合唱団》生出演では、

お揃いのユニフォームなのか、
赤いTシャツを着て指揮をする恩師Y先生の元気そうな後ろ姿を見て嬉しくなった。

フォルテの時に脚を広げるクセは昔のままだ…
また、いつかY先生の指揮で歌いたい。


私は、もともとイベントを主催する側の人間だ。
そのせいか、つい主催者側の立場で見てしまう。

ここからは、辛口になってしまうのをご容赦願いたい。


イベント生配信には、技術的な問題が常につきまとう。

今回はコンサート配信の視聴料だけなら1,000円という安価だ。

その点、致し方ないのかもしれないが、
個人的には料金を2倍以上にしても質を高めて貰いたいと思ってる。

生出演以外の収録動画では、
リモートコーラスでの形態も幾つかあったが、音質に課題が残る。

収録時のイヤホンマイクのノイズ、
例えばiPhoneの付属純正イヤホンマイクは、チャリチャリというノイズが入ってしまうので要注意だ。


また、つくづく思ったのは
収録動画の場合は映像センスが要求されるという点だ。

演奏自体は素晴らしいのだが、
過去の演奏会の動画をそのまま使った団体もあった…。

集まって歌えない現状では致し方ないのかもしれないが、

ひねくれ者の私は、

(コレじゃYouTube動画を見るのと変わらないよ)

とも思った。
(ー ー;)


今後もオンライン合唱イベントは増えるかもしれないが、

主催者には、お願いしたい事が3つある。


まず、《合唱祭》というのなら
やはり生出演が基本だと思う。

例えば、
出演団体にやむを得ずリモート出演して貰うとして、

無観客で地元のホールを借りきる等の工夫などがあれば、ありがたい。


2番目のお願いは、
配信時間を短くしてほしい。

オンラインで5時間は、さすがに長すぎる。

せめてその半分の2時間半にして、
2日に分け、配信日時を視聴者が選べるようにしてほしい。


3つ目のお願いは、
タイムスケジュールに気配りをして貰いたい。

特に団体の出演時間に長短の差がありすぎるのは考えもの、
加えて、幕間の時間にも工夫が必要だ。

知り合いしか来ない地方のイベントなら身内ウケの話もOKだが、

日本全国はもとより、
中国、韓国の合唱団関係者も視聴している事を考えれば、

出演団体による紹介にもパブリックスピーキングが基本で、出演者同士のダラダラとした身内ウケのトークはNGだ。


今回は初めてのオンライン配信で、手探りの状態だったとは思うが、

ぜひ、今後も
遠隔地の合唱ファンがオンライン配信を楽しめるような企画をお願いしたい。


最後に、

グラントワカンタートの主催者、スタッフの皆さま、

ありがとうございました。
m(_ _)m

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