声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

お見合い事情

2021-10-20 10:53:00 | Diary
日中かかってくる電話で最近増えているのが、
仲人なんとか、というお見合い斡旋の会社から

「お宅さまでは、これから結婚される方はいらっしゃいませんか?」

 …という問い合わせである。

正直な私は、
電話の相手の印象が良かったとすると

「いますが、結婚はしないそうです」

と、ついうっかりと答えてしまう。

それで、
最終的に30分近く、話を聞くハメになるのだが、

先日かかってきた電話ではちょっと面白い話を聞いた。

最近は、
結婚する気のない息子や娘に代わって

「親御様がどう話せばいいのか、私どものベテランの仲人陣がアドバイスさせていただきます」

とのこと。

本人同士ではなく、
親相手の相談会やレクチャーの“お誘い”だと言う。

…なるほど。

結婚しない息子や娘を説き伏せるための手段を教えてくれると言うわけだ。

ふ〜ん、
そんなにうまくいくかなぁ…。

親がとやかく言うのを「うざい」と言って取り合わない我が愚息の場合、

そこにプロの仲人なんとか…という他人が介入してきたら尚更反発するに違いない。

何事も無理やりはNGである。

例えば、

オンラインのお見合いなら問題なさそうだが、オンラインでは、相手の雰囲気などがわかりづらい。

一方でリアルなお見合いとなるとマスク着用になるだろう…。

事前にプロフの写真を見ていても、多少は修正しているだろうし、
相手の顔の半分を想像しながら話し、
お茶を飲む時に、初めて相手の顔を見ることになる。

そこで、こんなシーンが予想される…


男「お茶飲みませんか?」

女「そ、そうですね、貴方からどうぞ」

男「いや、貴女からどうぞ」

女「いえ、私はのど渇いてないので」

男「…アハハ、じゃ“せーの!”で同時に飲みますか?」

女「…そ、そうですね」

男「じゃ、“せーの”で」

男と女「せーの!」

2人は素早くお茶を手に取り、
マスクを片方だけ外して、一瞬だけ相手の顔を上目使いに見る。

男「……」

女「……」


男「そろそろ時間ですね」

女「秋の日はつるべ落としですものね」

…the  end

ドラマはここで終わりである。

マスクの下は、

想像とも写真とも違う場合だってあるかも知れないのだ。

写真の加工技術や
オンラインのライトアップなどがアダになる場合もある。

“実際と違う”は通販商品ならクレームである。

出会いの場も、このマスク生活で、
ますます厳しくなってきたように思えるのだが…

どうだろう。

(ー ー;)


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