不思議な夢だった…
亡き実父が出てきた。
マンションのようなところで別々の部屋に私と父は暮らしているようだったが、
何かにつけて私が父を頼っているようだ。
どうやら私は歌の試験か何かを受ける前らしい…
父に買い物を頼んでいたようで
部屋に帰ると、
台所洗剤などが大量に部屋に置かれていた。
(相変わらず買いだめが好きなんだなぁ…)
苦笑しながら、
部屋に無造作に置かれた生活雑貨を見ていると
「犬を散歩に連れて行くが…」という
実父の声がどこからか聞こえてきた。
赤いリードをつけてHalを連れ出すつもりらしい。
Halも父には多少、遠慮があるのか取り敢えずおとなしく従っているようだ。
父とHalが出かけた後で、
部屋の片隅のハンガーにかけられた洋服を見ると、
ブルーのテカテカのサテン生地のアコーディオンプリーツのスカートに、
青紺のトップの胸のあたりには少女漫画のキャラクターがプリントしてあるドレスがあった。
「気にいるかどうか分からんが…」
という父の声がどこからか聞こえてきた。
ステージドレスまで買ってきたらしい。
( こんなの着られないよ…)
と思いながらも
父の好意を無にしてはいけない…と、
夢の中の私は思っていた。
目覚めてから考えた…
これは父からのメッセージか何かだろうか?
…と。
父を葬って丸2年が経つが、
夢に出て来てくれたのは初めてかもしれない。