福岡ではソメイヨシノが満開だと先程のニュースが伝えていた。
我が家では梅がようやく満開、
コブシも咲き始めた。
風は強いが春の陽射しが暖かく感じる。
昨夜のフィギュアスケートの世界選手権で、久々に《君が代》を聞いた。
ロシア選手が出ない大会は、レベル的にどうなのだろう?と言う世論もあるが、
私は見応えのある内容に満足した。
最初のうちは、着地するたびに氷面をガリガリと削るような摩擦音が気になり、
同時に飛び散る小さな氷の欠片に、
バランスを崩さなないか、転ばないか…
とハラハラしながら見ていたが、
編曲された迫力ある《ボレロ》にのってスピーディに攻め続ける宇野選手の滑りに、いつのまにか引き込まれていた。
優雅で繊細な羽生選手のスケーティングとは、全く違うスタイルに見えるが、
技術に裏付けされた安定感ある滑りには、ひと回り大きくなったような逞しささえ感じた。
コーチとの相性の良さも功を奏したようだ。
坂本選手の場合も然り。
母親のようなコーチとの二人三脚を取り上げた優勝後の番組を見ながら、
やはりあのコーチあっての坂本選手なんだなぁ…と改めて思った。
インタビューで
『わめくのも折り込み済み』とコーチが笑いながら答えていたが、
メンタル面での支えも万全なのだなぁ…
と感心した。
北京五輪で、
かの国の女性コーチの冷酷さだけがクローズアップされていたけれど、
どう考えても、それだけでは五輪で優勝するような一流選手は育たない。
どんなスポーツでもそうだけれど、
一流選手のコーチは間違いなく一流なのだろうと思う。
昨日、
露国内で開かれた大会での、女子選手の活躍がネット記事に出ていたが、
この状況が続けば、いずれ《井の中の蛙》になってしまうのではなかろうか?
国際大会に出られない状況が長引くことで
モチベーションが下がっていく選手たちのメンタルをコーチはどう支えていくのだろう…
国籍を変えて出るのも選択肢だけど、
それを、大統領が許すのかな?