声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

手術前検査

2022-03-26 17:50:00 | Diary
「まぁ、何か問題が起きた時にはG大学病院を紹介しますので…」

と40代半ば?の男性眼科医は、極端に照明を落とした診察ブースで私に告げた。

「その何か問題、と言いますのは…?」

と、訊いた私に

「水晶体が破けてレンズがうまく入らないとか...ですね」

内心、
(そんなことがあるのかよ!)

と思ったが、至って冷静を装って
「そうですか…」と低めのトーンで答えた私に、

眼科医は、
「頑張ってみましょう!」

とやや高めのトーンで返し、
手術前の診察を終えた。


けっこう、軽く考えていたんだよなぁ…。

白内障手術って、
日帰りで30分もあれば終わる…くらいに思っていた。

失敗することもある…など、全く頭になかった。

「眼内レンズ入れても、何でもよく見えるようになるわけではない」

「より飛蚊症が気になるケースもある」


同じ日に手術を受ける患者が集まる説明会には7、8人、

そのうち多くが単焦点レンズだったが、

「近くが見えるようにしたい」と希望したのは私くらいで、
他の患者は遠くに焦点を合わせる方を希望しているようだ。

その半数が高齢の男女で、
私と同世代の女性がもう1人、

説明担当の医療スタッフから
「多焦点レンズ希望の方は、そのままお残りください」

と言われて残ったのは、その女性1人だった。

多焦点レンズはメガネなしの生活が可能らしいが、
小学校1年の時からメガネをかけている私としては、
たまに仕事でコンタクトレンズを使う事はあっても、メガネなしの生活は考えられない。

それに片目50万以上もする多焦点レンズだと、
万が一思うように視力が改善しなかったら…と思うと諦めがつかない。

義母の白内障手術に付き添った経験が
そう思わせてしまうのだ。

義母の場合は、
手術直後は明瞭に見えたと言って喜んでいたが、その後になって

「思うほど見えない」と愚痴をこぼすようになった。

人によって見え方も異なるし、
もともと老眼だけだった義母と、強度の近視の私とが同じではないとは思うが、

期待し過ぎるのも禁物だと思う。

私の場合は視力回復が目的ではなく、
運転中の眩しさの改善と、
視力が左右極端に違うことからくる眼精疲労の改善が目的だ。

いずれにせよ、
古くなった自分の水晶体とも、あと半月でお別れだ。

新しいメガネを作らなくては…。





この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 近視眼的思考 | トップ | 迫力あるボレロ »
最新の画像もっと見る