集積場所には、茶色の軽自動車が停まっていて、
その奥には集積庫から溢れたゴミ袋で大きな山が築かれていた…
GWで1日だけごみ収集日がなかっただけで、こんなにゴミが溜まってしまうのだ。
世間では再び平穏な日々が始まった。
家の周辺ではムラサキハナナが群生し始め、
果樹園のあった場所には、ブルーベリーの花が咲きはじめた。
そんな長閑な景色を眺めながら、今年は実がなるかなぁ…
竹林のタケノコで満腹になれば、イノシシもブルーベリーの根っこを掘りに来ることはないだろう…
と、
自分に都合の良い方に考える。
昨日は、
ドラマ《老害の人》と
洋画版の《生きる》をみた。
《老害の人》は内館牧子さんの原作だが、
確かベストセラーになったため図書館では2年待ちだったような…
ドラマでは、笑えるシーンが多いのだが
自分の現状を考えると、笑ってばかりもいられない。
洋画版《生きる》は、黒澤明監督の『生きる』のリメイク版で、
そのまま訳されて《LIVING》というタイトルがついていたが、
黒澤監督のは、昔観たはずなのに内容の殆どを忘れてしまい、
憶えているのは、最後で志村喬さんがブランコに乗って『ゴンドラの唄』を歌うシーンだけ…
リメイク版の主人公がブランコに乗って歌うシーンでは、
何を歌うのかな?と思っていたら、
スコットランド人なら誰でも知っているらしい愛唱歌だった。
ストーリーに関しても、
リメイク版は、思いのほかドライに描かれているような気がした。
良い映画には違いないが、
やはり、志村喬さんは名優だ。
そして、映画《生きる》は『ゴンドラの唄』に限る…
そんな感想を持った。
こんな平穏な日々に感謝しつつ、つつがなく暮らしたいものだ。