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「生まれ変わったら、また一緒になりたいって、あなた言ったわよね」
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「そうだったかなぁ…」
「確かに言ったわよ」
「……」
「希望どおりになって、よかったわね」
「そ、そうだね」
「しあわせ?」
「そりゃぁ、幸せだよ。だって、君の作った愛の巣で一緒に、こうして居られるんだもの」
「そう?」
「うん」
「それにしても…」
「なに?」
「私、お腹すいちゃったわ」
「そう?」
「だって、昨日からなにも食べてないんだもの」
「そ、そうだね」
「ねェ…食べてもいいかしら?」
「なにを?」
「あ、な、た」
「えっ⁉︎」
「うふふふ…」
「や、や、やめてくれ〜っ!」
………
妻:ねぇ、今どこかで悲鳴が聞こえなかった?
夫:いや、オレ、難聴ぎみだし…。
妻:そうだったね、それにしても哀れだわ…
そこの大きな蜘蛛の巣を見て!
虫が1匹も掛かってないと思ったら、
大きなメス蜘蛛が隅っこにいた小さなオス蜘蛛を食べたみたい。
ほら、食べられたような残骸が残ってる…
《ある日の墓地公園での妄想より》
to be continued…
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