この時期、りんごの花が咲いていた。
あっという間の連休だった。
よく見るとツボミも愛らしい。
1日だけドライブに行き、それ以外は家中の不用品の片付けをしていたが、
片付けが終わらないうちに連休が終わった。
玄関とリビングには段ボール箱が置かれたままだ。
CDを捨てるか、取っておくかで悩んでいる。
レコードと聴き比べてみると、CDは音がとんがって聞こえて仕方がない。
自分の耳が衰えているせいだろうか…?
いやいや、
昔から視力が弱いぶん、耳だけは良かった。
ただ、仕事柄、
音声を聴いている時間が長いせいか、耳が疲れているのかもしれない。
耳を休ませる方法は、“聞かない事”だと思うが、
それができないのは、自然界の音のせいだ。
特に、夜明けとともに鳴き始める画眉鳥は困った存在だ。
正体を知らない間は、
「あら、よく囀っている鳥がいるわね!」
と好意的にみていたが、
日本の侵略的外来種ワースト100に指定されている“害鳥”だとわかってからは、
見方が変わった。
昨年までソングスポットになっていたシラカバが根腐れで無くなってからは来ないだろうと思っていたのに、
今年は、その横の梅の木をソングスポットにしたらしく、
4月末から、またやって来て
夜明けから日没まで、ずーっと鳴き続けている。
囀るという言葉を使いたくないのは声が大きくて、うるさいからだ。
画眉鳥は、ホトトギスやウグイスの鳴き声をまねるのが得意だそうで、
私も体の大きさからホトトギスの仲間だろうと思い込んでいた。
なんだか裏切られたような、
“鳴き声詐欺”にあったような気分だ。
とは言え、
コレは人間の勝手な言い分である。
雑草という草がないように
本来は“害鳥”という言葉も存在しないのだ。
しかし、
よくもまあ、飽きずに鳴き続けていられるもんだ。
正体を知らなかったころ、
弾き歌い風で、画眉鳥とコラボした事もあった…
なんだろう、
この虚しさは…。
(ー ー;)