「お隣は、もう何年も空き家なのに…あんなに綺麗に咲いて」
と言う義母の眼差しの先にあったのは
隣家の塀に沿って咲く
直径約15cm〜20cmはありそうな一見ハイビスカスと見間違えそうな花…
「こうしょっき…って言うのよ、
コウは糸へんのベニって字ね、ショクは中国のショク、キは…アオイ」
こうしょっき…不思議な名前です。
「株がしっかりしているほど立派な花を咲かせるのよ」
「誰も手入れしていないのに…あんなに立派に咲いて」
「ご近所には、同じ花が幾つも咲いているのに
空き家のお隣のが、なぜか一番りっぱなのよね」
耳が遠くなった義母は、私の返事を待たずに話し続けます。
数年前までは、一年に一度の割合で庭の手入れに来ていた主らしき老人も、
今はもう訪れることはないのだとか…。
ちなみに移植は、難しい花だそうです。
一般的には、モミジアオイという名前で知られていますが
紅蜀葵 …という名の方が、ロマンティックですね。
そこで一句…
荒れ庭に 王待つ妃か 紅蜀葵
と言う義母の眼差しの先にあったのは
隣家の塀に沿って咲く
直径約15cm〜20cmはありそうな一見ハイビスカスと見間違えそうな花…
「こうしょっき…って言うのよ、
コウは糸へんのベニって字ね、ショクは中国のショク、キは…アオイ」
こうしょっき…不思議な名前です。
「株がしっかりしているほど立派な花を咲かせるのよ」
「誰も手入れしていないのに…あんなに立派に咲いて」
「ご近所には、同じ花が幾つも咲いているのに
空き家のお隣のが、なぜか一番りっぱなのよね」
耳が遠くなった義母は、私の返事を待たずに話し続けます。
数年前までは、一年に一度の割合で庭の手入れに来ていた主らしき老人も、
今はもう訪れることはないのだとか…。
ちなみに移植は、難しい花だそうです。
一般的には、モミジアオイという名前で知られていますが
紅蜀葵 …という名の方が、ロマンティックですね。
そこで一句…
荒れ庭に 王待つ妃か 紅蜀葵