声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

寒い朝

2024-10-21 09:09:00 | 報道 ニュース ワイドショー
外壁のリフォームで窓という窓がビニールで覆われ、

空気の入れ替えをしたくても窓を開けることができない。

昨夜から気温が下がっているようで今朝は寒い。


最近、芸能人の訃報が続いている。


今朝は、おすぎとピーコのピーコさんが亡くなったとの記事を読んだ。


ご兄弟とは京都のラジオ局に出演していた頃、よく局内ですれ違った。

すれ違っただけなら別にどうという事はないが、

彼らには、ちょっとした忘れることのできないエピソードがある。

早朝のワイド番組でリスナーからの手紙をナレーションで紹介していた私は、

番組終了後に、
制作部のディレクターの机を使わせて貰い原稿の下読みなどをしていた…


そこへ、ある時、ドタバタと遠慮なしに入ってきて、私の横でピタリと止まり、

「ちょっと、なによ!」
「そこ、どきなさいよ!」

と頭の上から素っ頓狂な声で言い放つ人たちがいた。

見上げると、おすぎとピーコの2人だった…

「アタシのムラっちゃんの机でなにやってんの!」

「なによ!イヤなオンナねぇ」

と言いながら、手でシッシッと私を追い払い、

「汚い、汚い!」

と言いながら、ディレクターの椅子をハンカチで拭くような仕草をしたのだ。

(もう…かなわんなぁ…)

と苦笑しながら、席を譲ったが、

不思議なことに、

失礼だとか、イヤな人たちだとか、
そんな感情は全くなかった事を今でも覚えている…


多くの芸能人と一緒に仕事をした関西時代、
中には裏表が極端で、本番中に邪魔をされたり、揚げ足を取られたりは日常茶飯事だった。

不快な思いをする事も何度かあった…

それなのに、
あの2人には笑ってやり過ごしてしまった…

その違いは何なのだろう…?

キャラクターの持つ特権のようなものだろうか?

ムラっちゃんと呼ばれていたディレクターは局内でも超イケメンで知られ、

その上、誰にでも優しい人だったので、

あの兄弟が、本気か冗談かは知らないが、
彼に興味を持っていたのは理解できる…

とは言え、私に

「ここ、いつでも使っていいよ!」と

声をかけてくれたのは、ディレクターのほうなのだ。

使用許可お墨付きの私に、ドケとは何事か…

考えてみれば、随分と失礼な事をされたものだ。


だけど、それ程のことをしても、
やられた人間から

(まぁ…いいか)

で許されてしまう、あの強烈なキャラクターの威力は大したものだ。

今、振り返ってみれば…あの時代は楽しかった。


ピーコさん、
楽しい思い出をありがとう!

そして、お疲れさまでした。








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