声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

フランス一人旅~マダムMを訪ねて(17)

2016-01-09 11:13:17 | 旅の楽しみ
『アルル~アヴィニョン法王庁』


アルルの闘技場を後にして、ゴッホをテーマにした記念館へ・・。

ここはゴッホの作品というのではなくゴッホ縁の品物や、ゴッホに影響を受けた現代画家たちの作品が展示されている。
(正式名称はわからない)
記念館は3階建ての細長い建物で、街中のごく目立たない場所にあった。

1階のミュージアムショップをさらっと観て、2階へ続く狭い階段を上っていくと
ゴッホの直筆の手紙が展示されていた。

意外にも、とても几帳面で美しい文字だった・・・
まるで上下に線を引いて書いたかのような粒の揃った筆記体の文字が並んでいる。きっと繊細な人だったのだろう。

ゴッホが精神を病んだのは、この性格が災いしたに違いない。                         


記念館を出て、有名なカフェ・ヴァン・ゴッホへ・・・。


ここもシーズン・オフとあって通りに面したカフェの椅子はそのままで店は閉まっていた。

ゴッホは、耳を切り落とした後、アルル療養生活をおくったということだが
「エスバス・ヴァン・ゴッホ」というゴッホが描いた「アルル療養所の庭」を復元した病院が     
このアルルの観光名所になっているらしい。

なるほど、絵から復元したというだけあって、季節柄、花壇に花こそないが               
そのまんまだなぁ・・・と妙に感心。



アルルを出てアビニョンに着いたのは夕方。

アビニョンは・・街全体が城壁に囲まれた何ともロマンチックな街だ。殺風景なTGV駅とは、えらい違いだ。
夕方近くとあって、城壁の中からゾロゾロと学生風の若者たちが出て来るところだった。

アヴィニョン大学の学生たちだという・・・日本人留学生も多いらしい。
(いいなぁ・・・私も〇十年若ければ、もう一度こんなところで学生生活をしてみたいものだ。)

デパートの中のような狭い駐車場にマダムの車は停まったが、いったいここがどんな場所なのか、どういう造りになっているのか全く想像ができない。

狭い階段をムッシュの後について上って行くと目の前がいきなり開けた。

そこには中世ヨーロッパを象徴するかのような荘厳な城がそびえていたのだ。

「うわ~っ!」
思わず歓声をあげてしまった。


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