箱根駅伝では毎年、感動的なストーリーが生まれるが、
今年の感動ストーリーのトップは何と言っても、
駿河台大学の今井選手と、その教え子の永井選手のタスキリレーだ。
途中から観ていた私は、最初何のことが分からずに、
(31歳って誰のこと?)
(教師と教え子のタスキリレーってなに?)
と思っていたが、
意味がわかると、
(あぁ、そうだったのか…。選手は20代でなくてもいいんだ)
と納得した。
で、その次に思ったのが
(このレースが終わったら教師に復帰するって、どう言うこと?)
…だった。
公立中学校の先生には、《自己啓発等休業制度》というのがあるらしい。
そういえば以前、コンサートで知り合った中学の音楽の先生が、
在職中にドイツ留学を経験したと話していたが、今思えば、それも『自己啓発休業制度』を利用したという事なら辻褄が合う。
羨ましい制度だが、よくよく考えてみると、実行に移すのが難しいのか、
さほど利用されているようには思えないのだが、どうだろう?
教員でなくても、社会人の《学び直し》は、コロナ禍で自身を見つめる時間が増えたせいか、
今ちょっとしたブームになっているらしい。
面接と小論文だけで入学できる大学もあるせいか、
ハードルも低くなっている。
時間とお金に余裕が有れば、《もう一度、大学生》もいいなぁと思うが、
そうは言っても、
レポート提出には期限があるし、今の仕事を休んで通学するわけにはいかないだろう…
常に何かに追われるように仕事をしてきた自分の性格を顧みれば、
再びの学生生活は相当な覚悟が要るし、
だいいち私には、そんな時間もお金もない。
それに今でも時どき、
単位を落として学内掲示板に名前を貼り出される悪夢を見ることがあるのに、
それが現実になるのは耐えられない。
(ー ー;)
そこで私の結論はこうだ。
無理して大学に入り直さなくても、図書館で本を借りてきて読むだけでも勉強はできる。
昔の偉人は皆んな、そうだったではないか。
今年は、1日1冊を目標に読むぞ!
TOP画像は、
裸一貫から豪商にまで上り詰めた努力の人。