咲夜のこと、
息子からの着信に気づいてかけ直すと
「ちょっと聞きたいことがあって」
と言うので、
何かと訊けば
「オレが初めてみた映画って何だっけ?」
と言う。
「たぶん、ゴジラ映画だったような…」
そうだ、90年代に作られたゴジラvsキングギドラとかの怪獣映画だ。
その後はエヴァンゲリオンだっけなぁ…。
なぜ、そんな事を知りたいのかと訊けば
「仕事関係で映画ネタを話すことがあるので」…なのだとか。
そういえば息子は昨年、ゲーム部門からアニメ部門に異動になったと言っていたが、
映画に関わる仕事でもしているのだろうか…。
フリーター時代に川崎の映画館で映写技師のバイトをしていた息子にとって、
たぶん映画は1番やりたい仕事だったはず…。
ゲーム部門にいた時よりストレスも多少は減っているようだし、
以前よりは体調も良さそうだ。
で、どうせ興味はないだろうと思いながらも
「母が最初にみた映画はね…」
と話し始めると、
「えっ?あんな田舎に映画館あったの?」
と訊いてきた。
たぶん、3歳の頃にみたと記憶しているが
東海道四谷怪談…お岩さんだ。
「椅子じゃなくシートが敷かれてある映画館で、お岩さんが出てくるシーンが怖くて近所のオバサンの背中に隠れながらソッとみたんだよ」
「で、その次にみた映画がね、森鴎外の山椒大夫を原作にした安寿と厨子王ってアニメだったかな…当時はカラーの事を天然色って言っていたんだよ…」
その次は、
父に連れられて見に行ったウィーン少年合唱団の『のばら』だ。
美しい映画だったなぁ…
あぁ、私も映画が好きだ…映画の話をするとキリがないんだ。
結局、この日の電話も1時間くらい映画談義に花が咲いた。
top画像は、この前、民家カフェでランチした時のもの。
デザートの抹茶ケーキとピスタチオのモンブラン…、
糖質依存かな。
(−_−;)