目下の悩みは、仕事のことだ。
私たちの仕事は、一度受けたらキャンセルはできないのが当たり前で、
大阪で仕事していた頃は、よく
「親が死んでも帰れないと思え」
と事務所のマネージャーから言われていた。
KBS京都ラジオでパーソナリティをやっていた頃、正月特番の元日に風邪で発熱。
なんとか本番を終えたが、
阪急京都線の電車内で具合が悪くなり、
途中下車して救急病院に飛び込んで点滴してもらい、翌日も普通に本番をこなした。
結婚後も、長男の場合は8カ月、
早産だった次男の場合は7カ月までTVレポーターをやっていた。
次男の出産後に番組ディレクターに電話すると、
「危なかったね!出産シーンを実況するところだったね!」
と、笑われた。
次男の幼稚園入園と同時にラジオで復帰してからは、
司会業、講師業も含めてこれまで27年間、仕事を続けさせてもらっている。
健康には自信があったが、
体調に変化が現れはじめたのは、更年期の症状が出はじめた頃からだ。
特に、夏の終わりから秋にかけてが体調を崩しやすい。
六年前の今頃も、病気が発覚し入院、3日程度で退院したが、
その後も病院との縁は切れずに、仕事しながら通院した。
前後して不注意からの腰痛圧迫骨折や、
温泉で転んで手首を骨折するなどの怪我も絶えなかったが、
この時も全国16カ所の出張をコルセットとギプスをして乗り切った。
一昨年だって、めまい症で何度か具合が悪くなったりもしたが、県外出張も気合いでこなした。
無理しているわけではなく、
仕事していると、病気や怪我のことも忘れるし、シャキッとして自分らしくいられる。
私の唯一の自慢は、仕事に穴を開けない事だけだった。
でも、
今回の入院で少し考え方が変わった…
急な入院で、講師仲間が私のいなくなった穴を埋めてくれている。
仕事に穴を開ける事を極端に怖れていた私にとっては、
とても、ありがたい事だが、
クライアントや発注先の担当者は、
もう、私に仕事を依頼することはないだろう…と落ち込む。
1カ月間、痛みを我慢した。
でも、どうしても我慢できない時もある。
たぶん、
無理してはいけない時が、今だと思う。
なので、医者の言葉に従った。
それに考えてみれば、
大正時代なら、とっくに死んでる齢だもの…
そうは言っても、
まだ仕事は続けたいのがホンネだ。
そんな事を病室の白い天井を見上げながら考える。
( あぁ、早く仕事復帰したい!)
心の中で叫んでいる…と、
夕方、夫が
昨日、クライアントから届いたらしい封筒を持って来た。
中を見ると、
礼状と、来年のイベント予定が記載され、
「来年度は11月22日です。よろしくお願いします」
と書かれていた。
入院前日に終えた司会の仕事の
窓口担当者からだった…。
嬉しかった。
私を必要としてくれるクライアントがいる…。
これが、
偽りない今の気持ちです。
(~_~;)
私たちの仕事は、一度受けたらキャンセルはできないのが当たり前で、
大阪で仕事していた頃は、よく
「親が死んでも帰れないと思え」
と事務所のマネージャーから言われていた。
KBS京都ラジオでパーソナリティをやっていた頃、正月特番の元日に風邪で発熱。
なんとか本番を終えたが、
阪急京都線の電車内で具合が悪くなり、
途中下車して救急病院に飛び込んで点滴してもらい、翌日も普通に本番をこなした。
結婚後も、長男の場合は8カ月、
早産だった次男の場合は7カ月までTVレポーターをやっていた。
次男の出産後に番組ディレクターに電話すると、
「危なかったね!出産シーンを実況するところだったね!」
と、笑われた。
次男の幼稚園入園と同時にラジオで復帰してからは、
司会業、講師業も含めてこれまで27年間、仕事を続けさせてもらっている。
健康には自信があったが、
体調に変化が現れはじめたのは、更年期の症状が出はじめた頃からだ。
特に、夏の終わりから秋にかけてが体調を崩しやすい。
六年前の今頃も、病気が発覚し入院、3日程度で退院したが、
その後も病院との縁は切れずに、仕事しながら通院した。
前後して不注意からの腰痛圧迫骨折や、
温泉で転んで手首を骨折するなどの怪我も絶えなかったが、
この時も全国16カ所の出張をコルセットとギプスをして乗り切った。
一昨年だって、めまい症で何度か具合が悪くなったりもしたが、県外出張も気合いでこなした。
無理しているわけではなく、
仕事していると、病気や怪我のことも忘れるし、シャキッとして自分らしくいられる。
私の唯一の自慢は、仕事に穴を開けない事だけだった。
でも、
今回の入院で少し考え方が変わった…
急な入院で、講師仲間が私のいなくなった穴を埋めてくれている。
仕事に穴を開ける事を極端に怖れていた私にとっては、
とても、ありがたい事だが、
クライアントや発注先の担当者は、
もう、私に仕事を依頼することはないだろう…と落ち込む。
1カ月間、痛みを我慢した。
でも、どうしても我慢できない時もある。
たぶん、
無理してはいけない時が、今だと思う。
なので、医者の言葉に従った。
それに考えてみれば、
大正時代なら、とっくに死んでる齢だもの…
そうは言っても、
まだ仕事は続けたいのがホンネだ。
そんな事を病室の白い天井を見上げながら考える。
( あぁ、早く仕事復帰したい!)
心の中で叫んでいる…と、
夕方、夫が
昨日、クライアントから届いたらしい封筒を持って来た。
中を見ると、
礼状と、来年のイベント予定が記載され、
「来年度は11月22日です。よろしくお願いします」
と書かれていた。
入院前日に終えた司会の仕事の
窓口担当者からだった…。
嬉しかった。
私を必要としてくれるクライアントがいる…。
これが、
偽りない今の気持ちです。
(~_~;)