術後3年のCT検査。
金属の付いたものはNG…なので
滅多にはかないウェストゴムのノーマカマリのロングスカートをはいてみるが、似合わない。
オバサンになると昔、着ていた物が似合わなくなるのは当たり前ではあるが、
あまりにも違和感があるので、
検査台に乗るときにずらせばいいや…
と思いながら、いつもの黒いパンツルックで病院に到着。
隣で順番待ちをしていた高齢女性に医療スタッフが
「金属が付いているものや湿布などは貼っていますか?」
と訊いている。
なんと答えるのかしら?とつい耳を欹てる。
「ブラジャーにホックついてるけど、レントゲン室で外しちゃった…」
と答えているのを聞きながら、
なんか生々しい言葉だなぁと思った。
『大丈夫です』だけでいいのに…何故あんなに余計な事を言うんだろう。
自分の番が来て同じように訊いてきた女性スタッフに、
「上は大丈夫ですが、一か所ホックがついているのでパンツを下げるのでいいですか?」
と答えた。
女性スタッフは私の事を
《検査慣れしている》と思ったのか
それで問題ないとニコリと笑顔で答えた。
CT検査室に案内されて入室すると、検査台の横に若い男性スタッフが立っている。
また同じ事を訊かれるのだろうと思いつつ…
(待てよ、さっきは女性スタッフだから問題ないものの、
もしこの男性スタッフに同じ事を言ったら誤解されるのではなかろうか…?)
と心配になってきた。
(ー ー;)
そこで
「金属のついた物は?」
と訊かれた際、
「上は大丈夫ですが、ズボンのウェストにホックが付いているので、少し下げるのでいいですか?」
と言い換えた。
自分で久々に《ズボン》という言葉を使ったが、
なんか…懐かしい響きだ。
ウェストゴムのパンツを履いてくれば最初から余計な気を使わなくて済むのだ。
やっぱり次からは、そうしよう。
次までに買わないと。
検査終了後、診察待ちの間に
院内カフェの大豆ミートのサンドイッチと抹茶オーレでひと休み。
けっこうイケる。
検査結果は異常なし。
めでたく4年目突入!