声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

日本人と天皇

2019-05-02 10:04:22 | Diary
一昨日のHNKスペシャルでは

とてもナーバスな問題を扱っていました。

今後の皇室の在り方を考えるうえで避けては通れない課題を

正面から斬り込んでいく内容で


( この番組を皇族の方々がご覧になっていたら?)


と、少し心配になるような箇所もありました。


女性天皇に反対する保守系の古参議員が

「悠仁様には、男のお子様を何が何でも作ってもらうことでしょう」

というようなニュアンスの事を言っていましたが、

私は、とても不快でした。


( 貴方はいいわよ、その頃にはいないでしょうから!)


「男子を作るよう頑張ってもらいたい」は、

とても無責任な発言だと思います。(~_~;)




以前、読んだ歴史読本によれば

かつて、

明治期には天皇直系の宮家のほかに

のべ15の皇族家が存在し、

旧皇室典範の下において男女あわせて総数で189名の皇族がいらしたそうです。



もちろん減った理由は、

ここまま増え続けてもらっても困る、という当時の政府の方針によるものだったそうですが、

それから

百数十年で、皇族方の数はその十分の一にまで減っているわけです。



さぁ、今度は増やさなければ将来的に維持できないという状況下で、


「日本人と天皇」の番組制作にあたったNHKが、

すでに民間人になられた元皇族の方々に、アンケートをとった結果によれば、


《皇族に戻る意思があるか否か》


の問いに関しては、

回答を「差し控えたい」旨の記述があったとのこと…

この結果は、当然のような気がするのです。


最近は、皇族に対して「尊敬の念」を持たない人も多くいる中で、

ますます開かれた皇室、庶民的な皇族を求める声もあります。


ですが、

やはり違うのだ…と感じたのは、


今回の朝見の儀に臨まれた新天皇陛下の凛々しい御姿と


雅子皇后様をはじめとする

女性皇族方の白いローブデコルテ姿を、TVで拝見した時でした。


海外の王室に引けを取らない…

いえいえ、

それ以上とも思える気品や気高さに


( やはり、違う世界の方々なのだ )


と強く感じた次第であります。



皇室の方々に“庶民性”を求めるのにも限度があります。


御代替わりの際、

インタビューに応える一般人の様子を番組内で見るにつけ、


皇室の方に対し、

きちんとした敬語が使えない国民が増えてきているのは、

まさに、その現れのような気がするのです。

残念でなりません。



誇るべき日本の皇室の伝統が

末永く続きますよう…


私は、心より祈っています。













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