声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

ベストセラーへの思索

2021-07-14 07:26:20 | Diary
読んでみたいと思った本を
中身も知らないでAmazonで注文すると

あまりにも中身がなくてガッカリする経験を何度もしている…

良い本は図書館で読んでみて、
「保存版だな」
と思ったモノをAmazonで注文する…

そんな話を息子にすると

kindleブックで読めばいいのに、と
息子は言う。

違うんだよなぁ…

だが、それを言ったところで彼にはわからないだろう。


昨夜、図書館で借りてきたある本をようやく読み終えた。

実は、この著者の“ある考え”には随分と助けられた。

東日本大震災後に出された本のようだが、

私がこの著者の考えに興味を持ったのは、
9年前、他界した実母の事がどうしても納得できなかったからだ。

広島の病院で検査のために入院したその翌朝だったため、

取り乱した妹が担当医に死因を尋ねたが、

「わからない」と担当医から告げられたと泣きながら電話してきた…

葬儀が終わってからも暫く私は実母の死を受け入れられずにいたが

そんな時にネットで話題になっていたこの本の著者の《死についてのある視点》に助けられたのは事実だ。


借りてきたのは10日前で、
相当多くの人に貸し出したとみえて、汚れが多い。

途中で何度か中断した原因は、

サブタイトルにあった《思索》の部分で
既存の宗教観や死生観などが多く、

少し面倒臭くなったためだ。

結局最後は根気が続かず斜め読みしてしまったが、
どこかに出版社の思惑が透けて見える…

これも“安全”に売るためのセオリーを優先した結果か。

著者が思いや体験談を語るだけでは、タダの変わり者だと思われてしまう。

なので、
この手の本には、出版社の編集者が売れるようにアレコレとアドバイスを加えたのだと…

そして時間をかけた結果、
つまんなくなる…のだと。

著者の勇気には拍手を送りたいけれど…
残念。

ごめんなさい。

注文は見合わせます。
(ー ー;)


















この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 執着を手放す | トップ | 生きるための選択 »
最新の画像もっと見る